今日はアイドル回
— ぶっだ (@buddha0123) 2017年4月9日
皆さんはアイドルと聞いて、何を想像するだろうか?
逆関節型二足歩行ロボットだろうか?
それともわさわさと動く節足動物だろうか?
きっと色んな答えがあることだろう。
でも、アイドルと言えば、
やはりなんといってもカンブリア紀のスター、アノマロカリスちゃんだろう。
というわけで今日はみんなのアイドル、アノマロカリスちゃんの魅力について語ろう。
何はともあれ、まずはその姿を見てほしい。
つぶらな瞳に可愛らしいフォルム。
そのキュートな外見は多くのファン達を魅了してきた。
そして、ハルキゲニアやオパビニアといった他のカンブリアアイドルを押しのけ、
アイドル食物連鎖の頂点に君臨し続けてきたトップアイドルだ。
ちなみにアイドル業界は非情な世界で、
弱小アイドルになればなるほど待遇は劣悪である。
特に最底辺アイドルグループの三葉虫は哀れなもので、
殴る、蹴る、食べられるなどの暴行を受けるだけの存在だ。
だが、トップアイドルが輝くためにはやむを得ない犠牲だろう。
主な活動場所は海中だ。
全世界初の海中ライブにはファンは熱狂し、
腕がちぎれるまでサイリウムを振り回したものだ。
もちろん私もその一人だ。
しかし、残念ながらこのアイドルユニットは5億年ほど前に活動を休止してしまった。
その知らせを聞いた時、私はジェンガのように崩れ落ちたものだ。
だが、私は諦めない。
私は彼女達の復帰をずっと待ち続けている。
そしてかれこれ5億年間ずっとCDを購入したり、
アノマロカリスグッズを買い占めたりしている。
だが、未だに活動再開の噂はまるで聞こえてこない。
とかくアイドルファンというのは高く険しい道なのだ。