だいたい日刊 覇権村

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秩父旅行記 出発編

先日、友人と秩父へ旅行に行ってきた。

今日はその旅行記だ。

 

まず我々は、西武線の特急

レッドアロー号に乗車した。

ところで皆さんはご存知だろうか?

レッドアロー号の名前の由来を。

それはレッドアロー号の

特異な走行法に起因する。

まず、レッドアロー号は、

池袋駅にあるマスドライバーによって

一度宇宙空間にまで射出される。

一宇宙速度に達したレッドアロー号は、

今度は大気圏に突入、一気に加速する。

弾道ミサイルと同じ仕組みだ。

大気との摩擦熱によって

車体は真っ赤に燃え上がり、

その姿がまるで赤い矢のようなので

レッドアロー号と名づけられた。



宇宙空間からの落下エネルギーは凄まじく、

速度は音速の20倍に達する。

池袋から西武秩父駅までの距離は

およそ100キロ。

レッドアロー号なら15秒だ!

これが西武鉄道のテクノロジー

その技術力はNASAに匹敵する。

 

そんなわけで我々は一瞬の内に秩父に到着した。

すると先ほどまでとは一転して、

駅周辺には牧歌的な風景が広がっている。

我々はまず昼食を取ることにした。

 

駅近辺を歩いていると

すき家の看板を発見した。

友 「こんなところにもすき家があるな」

私 「論外だな。

ここでしか食べられないものを食べるべきだ」

 

すき家の裏手には、

「大声で話さないでください」

という看板があった。

「よお!吉野家の方がうまいな!」

とか話していたんだろうか。

 

しばらく歩いていると、ミスドを発見した。

私 「あ、ミスドだ!ミスドで食べよう」

友 「ミスドなんてどこにでもあるじゃないか」

私 「何を言っているんだ!

確かにミスドはどこでも食べられるかもしれない。

だが、秩父ミスド秩父にしかないんだ!

我々は一回きりの秩父ミスドを味わうべきなんだ!」

しかし、私の懸命の説得にも関わらず、

ミスドプランは破棄された。

正義とは時に敗北するものなのだ。

 

その後、やけにおいしそうな

味噌ラーメンの看板を見つけた。

私 「私は味噌ラーメンを見るのは

初めてな気がする」

友 「奇遇だな、俺もだ。

きっと秩父でしか食べられないものに違いない」

そんなわけで我々は秩父でしか食べられない

秩父名物味噌ラーメンを存分に楽しんだ。

つづく