だいたい日刊 覇権村

実益のない事しか書かない

ぶらり都バスの旅

時折、どこへ行くでもなく、

ただバスに乗ってふらふらしたい時がある。

その日はバス放浪欲求が爆発し、

勢いで都バスへ乗り込んだ。

今日はその小旅行記を書こう。

 

さて、バスは高田馬場で乗車した。

高田馬場はさすが馬場というだけあって、

都バスの他にも、都馬がたくさん出ている。

武将達に人気のスポットだ。

馬も良かったが、今回は都バスに乗ることにした。

 

都バスに乗ってしばらくすると、

早稲田大学に近づいた。

ここらへんは早稲田大学のテリトリーだ。

そして早稲田の敵は慶應だ。

見ればそこかしこで、早稲田生による

慶應生狩りが繰り広げられている。

慶應生の方は近づかない方がいいだろう。

 

しばらくすると江戸川橋が見えてきた。

ただの橋だ。

 

またしばらくすると、

石切橋が見えてきた。

ただの橋だ。

 

お次は東京ドームに近づいた。

東京ドームは有名なだけあって

とても広大であった。

その広さは実に東京ドーム3個分に相当する。

東京ドームの広さが伺いしれよう。

 

しばらく行くと、

今度は東京大学にたどり着いた。

日本の最高の頭脳が集まる場所だ。

中の人達は日夜、科学の発展のため、

様々な研究と実験を繰り返している。

今日も何らかの実験を行っているようだ。

すると突然、強烈な閃光と轟音が鳴り、

目の前を走っていた車が消滅した。

研究者達が開発していた

実験用レールガンが暴発したのだ。

最高の頭脳といえど失敗はある。

そしてこうした失敗の上に

科学の繁栄はあるのだろう。

残骸は彼らの作り出したロボット達が

片づけてくれた。

さすが東大だ。

 

またしばらくすると、

上野広小路という停留所もあった。

いいなー、広小路。

私なんかいつも袋小路だ。

 

そうこうしているうちに

終点の上野公園が間近であった。

ああ、もう終点だ。

私は名残惜しい思いで胸がいっぱいになった。

だが、どんな楽しい旅にも

いつか終わりが訪れる。

仕方のないことだ。

 

そしてとうとう終点に到着してしまった。

上野には様々なものがある。

動物園や博物館、美術館にアメヤ横丁。

だが、都バスより楽しいものなど

あるはずもない。

私は虚無感にとらわれながら、

近くの科学博物館でやっていた深海展に

ふらふらと入ってみた。

ワォ、最高だ!

深海魚は素晴らしい!

都バスなんて乗ってる場合じゃない!

私は都バスのことなんかすっかり忘れて、

思う存分深海展を楽しんだ。