だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない

火星旅行 2017

先日、アンディ・ウィアー著の

『火星の人』を読み終えた。

私はとうとう長い長い火星旅行から

帰ってきたのだ。

今日は火星旅行記を少しだけ書いてみよう。

 

事の発端はこうだ。

NASAは火星への有人飛行を実現し、

火星への着陸を試みた。

だが、ここで事故が発生し、

探査船のクルー、マーク・ワトニーと

私は火星に取り残されてしまう。

まぁ、よくあることだ。

 

ワトニーと私はなんとか

生き延びようと試みる。

幸い、ここには先に送られていた

大型シェルターがあった。

内部には様々な設備が揃っている。

 

だが、食料が足りない。

このまま行けば早晩備蓄食料は尽きるだろう。

我々はなんとか知恵を振り絞り、

食料問題の解決を試みた。

私 「HAHAHA!タフな状況だ!

ワトニー、どうする?」

私はワトニーに尋ねた。

ワトニーは大学で植物学を

専攻していた植物学者だ。

彼の気を引いたのは備蓄食料の

中にあったジャガイモだ。

彼は素晴らしいことを思いついた。

ジャガイモの栽培である。

 

我々はシェルターの外から土を持ってきて、

シェルターの中に撒いた。

そして、地球から持ち込んだ

バクテリアを土に含ませ、

この土にジャガイモを植えたのだ。

記念すべき火星最初の農業である。

しかも完全有機栽培だ!

私は急進的植物学者ワトニーに感謝した。

 

続いての問題は酸素だ。

火星の大気の95パーセントは二酸化炭素であり、

宇宙服なしで外に出れば命はない。

しかし、我々は幸い、

二酸化炭素から酸素を遊離させられる

機械を持っていた。

それが酸素供給機だ。

これで酸素の問題も解決。

 

さて、ここで最も大きな問題に

突き当たった。

それは水だ。

水が決定的に足りない。

だが、文系の私にはお手上げだ。

私はまたワトニーの理系力に助けを求めた。

ワトニー 「シェルターにあった燃料を使おう。

燃料のヒドラジンイリジウムの上に放出し、

N2とH2を作り出す。

そしてH2を燃やせば、水の出来上がりだ」

私 「H2!水素を燃やすだって?

危なくないのか?」

ワトニー 「大丈夫、水素は地球上で

最も安全な物質だ。

失敗してもワトニーアンドブッダメモリアルクレーターができるだけさ」

我々は慎重にこの作業を実行した。

役割分担は、ワトニーがこれらの作業をし、

私がただ見ているだけというものだ。

公平な分担だろう。

私はちょっとしたミスで吹き飛ぶワトニーを見ながら、

真剣にココアを飲みながら見守った。

 

こうして様々な問題を解決した。

だが、我々は火星に

永住しに来たわけじゃない。

帰る方便を考えなければ。

だが、地球との通信アンテナは

事故の際に壊れてしまった。

今頃地球じゃ我々の葬式が行われてるはずだ。

一体どうすればいいだろう?

私はドラえもんにすがるのび太のように、

ワトニーに助言を求めた。

すると、ここから数百キロのところに

NASAが打ち込んだ無人探査船がある

とのことだ。

打ち込まれたのは数年前だが、

今でも立派に稼働している。

さすがはNASAだ。

我々は早速、移動用ローバーを動かし、

シェルターを出発した。

 

ワトニー 「ところで知ってるか?

いかなる国家の領土にも属さない場合、

海事法が適用される。

したがって火星は『国際水域』というわけだ。

そしてこの国際水域で誰の許可もなしに

ローバーという船を動かしている。

僕らは立派な宇宙海賊だ」

こうして我々は宇宙海賊になった。

 

宇宙海賊になってからは

様々な冒険があった。

だが、それを全て書いてしまうのは

野暮というものだろう。

是非こちらの本を手にとって

読んでみてほしい。

次はみんなが陽気なワトニーと旅する番だ。