だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない

人類、機械文明、そして自然

言うまでもないことだが、今は夏だ。

連日続く猛暑日

本当に殺人的だと思う。

夏の暑さは本当に堪える。

だが、暑さ以上に辛いのはこの湿気だ。

いわポケモンである私は

水と湿度にめっぽう弱い。

しばらく湿気に当たっていると

徐々に体が崩れ始め、

最終的には命を落とすことになるだろう。

だが、人類はこうした自然の猛威に対し、

機械文明を築き、自然に対抗してきた。

そしてその叡智の結晶が除湿機である。

 

除湿機は素晴らしい。

除湿機はその強大な力をもって

自然の悪意を取り除き、

清浄な空気をもたらしてくれる。

そしてその上にこそ人類の繁栄があるのだ。

こうして人間は自然を克服した。

 

だが、繁栄は永くは続かなかった。

我が家の除湿機は、

しばらく稼働させていると、

ガタガタと震えるようになってしまったのだ。

 

ところで、もし目の前で

突然友人が震えだしたら、

我々は一体どうするべきだろうか?

きっと誰でもやることは同じだと思う。

そしてそれは人間に対してでも

機械に対してでも変わらない。

私は迷うことなく除湿機に蹴りを叩き込んだ。

本場イングランド仕込みのミドルキックが炸裂し、

除湿機の震えは止まった。

こんな具合で、人類に対する

機械の反乱は鎮圧されたのだ。

 

だが、話はこれで終わりではない。

一度の反抗では飽きたらず、

除湿機は何度も何度も唸りを上げた。

そしてその都度、私は除湿機に対して

蹴る殴るなどの暴行を働き、

反乱を鎮圧した。

結局のところ、機械は人類に勝てないのである。

 

ところで以上のことを鑑みると、

こんな構図になると思う。

私は湿気に弱く、

湿気は除湿機に弱く、

除湿機は私に弱い。

 

これはつまり、

自然は人間に強く

機械は自然に強く

人間は機械に強い

ということだ。

これらはちょうどさんすくみの関係にある。

そしてこの世界はそんな三者の

危ういバランスの上に

成り立っているというわけだ。

 

そして先日、このバランスを

揺るがす事態が起きた。

それはある日のこと、

私はいつものように

除湿機の反乱を鎮圧した。

しかし、そのまま除湿機は

動かなくなってしまったのだ。

電源のオンオフを行っても動かない。

しばらく放っておいても、

うんともすんともしない。

機械文明の崩壊である。

そして先ほどのさんすくみの構図も

これで瓦解した。

 

今後の成り行きはもうおわかりだろう。

世界の終末は近い。