だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない

フランダースの犬

皆さんはフランダースの犬

知っているだろうか?

きっとタイトルを知らない人はいないと思う。

だが、詳細なストーリーを聞かれれば、

なかなか答えられないものだ。

そこで今日はフランダースの犬

ストーリーを、私の記憶に基づいて

簡単に紹介してみよう。

少々事実と違うことがあるかもしれないが、

何分読んだのは昔のことなので

そこはご容赦いただきたい。

 

さて、フランダースの犬は、

確かこんな話だった。

主人公は小さな村に住む

ネロという心優しき少年だ。

後の暴君 ネロ帝である。

皇帝ネロ・クラウディウスは、

古代ローマの皇帝の中でも

最も悪名高い暴君だ。

だが、最初から暴君だったわけではない。

 

ネロは幼い頃は素直で優しい子どもだった。

村のみんなや、病弱なおじいさん、

周りにあふれる豊かな自然を愛する

心優しき少年であった。

そんな彼には1人の親友がいた。

アロアという少女だ。

ネロは彼女と仲良く遊んだりしながら、

日々を過ごしていた。

だが、それを良く思わない人物がいた。

アロアの父親である。

彼は貧しい家柄の子が

自分の愛娘と親しいことが許せなかった。

また、彼の他にもネロを

良く思わない人が存在した。

しかし、幸福なネロはそれに気づけなかった。

そして事件は起きた。

村で火事が発生したのだ。

ネロはこうした邪悪なヒューマン達に

濡れ衣を着せられ、

さらに悪いことに貧しさによって

祖父や家を失うことになる。

 

村を追われたネロは

貧困によって心が荒廃し、

ダークサイドへと転落。

世界の全てを憎むようになる。

そして強大な力を欲したネロは、

冥界から地獄の番犬ケルベロスを呼び出した。

これがいわゆるフランダースの犬である。

 

その後の話は皆も知るとおりだ。

力の信奉者となったネロは、

手始めに愚かな村人達をネギトロにし、

フランダースの犬や悪魔達と共に町々を襲い、

最後には権力のすべてを手にする。

そして世界に破壊と混沌をもたらす。

たしかそんな話だった気がする。

 

だが、話はそれだけではない。

非情な暴君であったネロにも

一つだけ光の面があった。

それが美術である。

彼は反逆者達を虐殺する傍らで、

芸術に対しては国を挙げて支援した。

そして彼自身も度々劇場に訪れ、

時には自らも役者として

舞台に乱入したこともあった。

 

しかし、最終的には圧政に立ち上がった

人々のリンチに遭い、

犬ともども命を落とす。

アーティストを自称していたネロが

死ぬ間際に発した言葉、

「ああ、何という惜しむべき芸術家が

この世から去ってしまうことか 」

は、あまりにも有名な言葉だ。

 

童話 フランダースの犬は、

貧困の悲惨さ、悲劇、

そしてその中でも光を発する美の普遍性。

・・・そうした教訓を含んだ

素晴らしい名作なのだ。

違っていたらすまん。