だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

ボーリングの楽しみ方

f:id:buddha01:20171118231019j:image

皆さんはボーリングを

知っているだろうか?

あのダークマターめいた玉を

ピンに向かって転がすスポーツのことだ。

知らない人はいないと思う。

ボーリングには様々な楽しみ方がある。

今日はそれについて紹介していこう。

 

まず、挙げられるのは、

ボーリングにまつわるエピソードを

楽しむというものだ。

ボーリングの歴史は古い。

そしてそこにはたくさんの物語がある。

 

例えば、ボーリングは中世の

教会でも遊ばれていた。

だが、不思議に思わないだろうか?

中世は娯楽は禁じられていた。

その中心である教会で

なぜプレイできたのか?

答えは簡単。

ピンに悪魔の名前をつけ、

それを倒すためという理屈を用意したのだ。(ほんとだよ!)

すごく親近感を感じる。

 

他にもエピソードはある。

その後、時代は下り、

ボーリングは賭事としても

使われるようになった。

当局はそれを危険視し、

規制するための法律を作ったのだ。

当時はボーリングのピンは9本であり、

そのため9本のピンに

ボールを投げる行為を禁止した。

それに対してボーリング愛好家達はどうしたか?

「なら10本ならいいんじゃね?」

こうして法律をすり抜けた。(これもほんと!)

これもすごく親近感を感じる。

ボーリングは詭弁で・・・

いや、創意工夫によって

困難を乗り越える術を教えてくれる。

 

そんなボーリングだが、

歴史を知って楽しむだけではなく、

実際にプレイして楽しむこともできる。

 

ルールは皆さんもご存知の通り、

ボールをピンに向かって投げるだけだ。

 

では、スコアの出し方はどうだろうか?

これも皆さんご存知の通り、

質量×速度=スコアだ。

要するになるべく重い玉を

なるべく速く投げ、

その運動エネルギーによって

ピンを粉砕する。

力こそが全てを支配する純粋なスポーツだ。

 

普段我々は社会や

人間関係のしがらみによって、

抑圧されながら生きている。

そして日々の負担は確実に

我々の精神を蝕んでいくだろう。

ボーリングはそんな鬱屈した魂を解き放つ、

社会的に意義深いスポーツだ。

 

初心者に言いたいことはただ1つ。

重い玉を選べ。

そして力の限り投げつけろ。

そこに技巧はいらない。

小賢しい心理戦は不要。

あらゆることは筋肉とパワーが

解決してくれる。

 

時々ピンを何本倒したかを気にする

おかしな人が現れる。

馬鹿なことを。

ピンを何本倒したかなんて

些末な問題に過ぎない。

あれは破壊力を視覚化するための

演出に過ぎない。

 

何度も言う。

力こそ全てだ。

精神を研ぎ澄まし、

己の限界をぶつけて欲しい。

ゲームが終えれば、

そこには爆散したピンの残骸、

砕け散った玉のかけらが残される。

それこそがあなたのスコアだ。

誇りに思って欲しい。

 

だが、もちろん代償はある。

翌日は筋肉痛で、

腕は使い物にならなくなるだろう。

それも仕方のないことだ。

だが、安心して欲しい。

回を重ねれば重ねるだけ

確実に筋肉はつく。

そしてより重く、より速く、

より大きい運動エネルギーを

あなたは得るだろう。

 

だが、それだけではない。

ボーリングをしばらく続ければ、

ボーリング場以外でも

圧倒的パワーを得ることができる。

例えば、あなたは職場で、

上司から理不尽な仕打ちを受けたとしよう。

そうしたらゆっくりと前を向いて欲しい。

目の前にいるのは上司ではない。

ピンだ。

ならばあなたがやるべきことはただ1つ。

重い物をつかめ。

そして全力で投げつけろ。

ボーリングは我々に生きる術を教えてくれる。