だいたい日刊 覇権村

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私の得意料理 オムライスの心得

今週のお題「得意料理」
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今週のはてなブログのお題は

「得意料理」らしい。

私はこう見えてオムライスを

食べるのが大得意だ。

私は様々な場所で

オムライスを食べることができる。

得意料理はオムライスと言っても

過言では無いだろう。

今日はオムライスについて

書いていきたい。

さて、オムライスだが、

実は我々オムライスのプロが

集う特別な酒場がある。

そしてそこではオムライスの

情報が交換されている。

「山梨の山下さんの卵が今朝届いたらしい」

(注:名ブリーダーである山下さんが

育てた鶏が産んだ卵のことであり、

山下さんが産んだ卵ではない)

「本当か!一体どこの店だ?!」

「おっと、ここから先は払うものを

払ってもらわないと教えられないな」

「ぐぅ、いくらだ?」

男は静かに三本指を立てる。



こんな具合にオムライスの情報は、

情報屋によって高値で取引されるのだ。

そしてそれに見合った対価を出して、

初めて一流のオムライスに

ありつけるというわけである。

だが、素人である諸君に

そこまで求めるのは酷と言うものだ。

もっと簡単な方法を教えよう。



まず店選びだが、行くのは

必ずオムライス専門店にして欲しい。

時々ハンバーグやナポリタンといった

オムライス以外のものも

出している店があるが、

言語道断だ。

オムライスに対してそうした

中途半端な態度を取る者は、

そのうち人生に対しても

曖昧な態度を取るようになり、

やがては無様に死ぬことになるだろう。



店内に入り席につくと、

ソムリエが現れる。

そしてワイングラスに

ふわとろの卵とじを入れて

テイスティングを勧めてくるはずだ。

ここが重要な場面である。

たいていは最初に

質の悪い卵が出てくる。

「どうせ初心者が卵の味なんて

わかるわけないだろう」

というわけだ。

ここで負けてはいけない。

ソムリエにはこう言おう。

「ちょっと舌触りが粗いな。

もっとなめらかなやつを頼む」

そうすると

「素人じゃないな」

と気づき、非礼を詫びると同時に

ちゃんとしたオムライスが出てくる。



ところで、オムライスを頼むには

卵の種類を選ばなければならない。

これについても触れておこう。

卵はワインと同様に、

年月を経た分だけ高価になる。

10年ものの卵になると

目が飛び出るような値段になるし、

食べれば命の危険がある。

特別な訓練を受けた者でないと厳しい。

これは胃と財布を十分鍛えてから

トライして欲しい。

初心者は新鮮な卵を注文しよう。



さぁ、それでは念願のオムライスだ。

だが、その前にもう一つ大事なことがある。

そう、ケチャップだ。

オムライスには

ケチャップをかけるものである。

皆さんの中には自分で

ケチャップをかける人もいるだろう。



だが、通はマスターに頼むものだ。

頼めばどんな模様でも

ケチャップで描いてくれる。

向こうもこの道数十年のプロだ。

無茶な要求にもたいてい応えてくれる。

プリキュアだろうが、

ヴェルサイユ宮殿だろうが、

彼らの手に掛かれば造作もない。

私としてはハートマークを

描いてもらうのがおすすめだ。

だってその方がかわいいじゃないか。



ここまで来たら準備は完了だ。

あとは存分にオムライスを味わって欲しい。



全て食べ終わったら、

会計の時間だ。

ここでも注意すべきポイントがある。

それはウェイターへのチップだ。

サービスに応じたチップを払おう。

これはあなたの歳の数だけ

卵を彼のポケットに入れれば良い。

だが、絶対にチップを忘れてはならない。

そうでないとオムライスギルドの間で

悪い評判が立ち、

どの店からも入店を拒否される。

これは人として最低限の礼儀の問題だ。



こんなところだろうか。

このように様々なオムライスの作法を見てきた。

だが、結局のところ、

オムライスなんて

どこの店でも変わらないし、

そこらへんのコンビニのでも

十分うまい。

好きに買って、好きに食べるのがいいだろう。



(これからは毎日予約投稿で18時に

記事を上げていこうと思う。

明日には挫折するかもしれないが)