以前、どうぶつの森はもう飽きたと書いた。
だが、時が経てば、
人の考えというのは変わるものだ。
あれからしばらく
どうぶつのいない夜を過ごした。
するとなんだか私はどうぶつ達の
ぬくもりが恋しくなってきてしまった。
そして私の足はまた、
どうぶつの森へと向かうのであった。
さて、それでは久々のどうぶつの森だ。
なんだか以前とは少し様子が
違っているように感じる。
まぁ、気のせいだろう。
森へ入ると、
早速タヌ吉が出迎えてくれた。
ずいぶんと立派になったな、タヌ吉。
父さん、とても嬉しいよ。
なんだか、機嫌が悪そうだな、タヌ吉。
そうだ、久しぶりに一緒に遊ぼう!
・・・?
何を言ってるんだ、タヌ吉?
私にもわかるように言ってくれ。
近いよ、タヌ吉・・・。
近いってば!
あっ・・・。
・・・。
このように、どうぶつの森は
過酷なジャングルだ。
この森に慈悲はない。
狩るか、それとも狩られるか。
結局のところ、
我々人間とどうぶつとの関係は
それ以外ないのだ。