所用で山梨へ行ってきた。
なので今日は山梨のことを書こう。
さて、その日は山梨で用事を
片づけた後、暇ができた。
なので市内をうろうろすることにした。
その散策でいくつか発見したものがある。
まず、甲府駅には、
山梨の名産品が紹介されていた。
例えばアワビの姿煮である。
やはり山梨と言ったらアワビだろう。
きっと山梨で穫れた新鮮なアワビを
ふんだんに使っているんだと思う。
山梨に海ってあったか？
また、こんな看板もあった。
Oh! Takeda Shingen Lord!
I'm very interested in it!
そういうわけで武田信玄像へ向かってみる。
しばらく行くと無事、信玄像を発見した。
おお、これが信玄公・・・ 。
なんと神々しいお姿。
やはり名将は格が違う。
私は感嘆の念をもってそれを眺めたが、
隣にも気になる像があった。
うーん、こっちが信玄像かもしれない。
なんか光ってるし、
こちらの方が強そうだ。
私はどちらが武田信玄なのか
わからなくなってしまった。
なのでここは読者の判断に
委ねようと思う。
さて、その日の宿だが、
当初は甲府駅近辺に取るつもりだった。
だが、その隣駅に気になる所を発見した。
「竜王駅」
竜族の末裔として、ここは見ておかねばならない。
そういうわけでこの駅の宿に予約した。
ちなみに泊まった宿はこちら。
https://www.kaminoyu-onsen.com/
「神の湯温泉」
夢の神仏習合である。
温泉は様々な物があった。
気になったのはこちらのお風呂だ。
なるほど、卵か。
今日はここから生まれてみよう。
私は早速、中に入ってみた。
すごい異臭がする。
ここ、生まれ心地悪いんだけど。
私はここで孵化するのを断念し、
他の温泉へ移動した。
他のお風呂は全く問題なく、
素晴らしいものばかりだった。
温度や成分の違う温泉が
色とりどりである。
成分表があったので、
温泉に浸かりながらそれを眺めた。
ナトリウムやリチウム、
カリウムやカルシウムなどなど。
だが、気になるものを見つけた。
「カドミウム」
あの悪名高き4大公害病、
イタイイタイ病の原因となった物質である。
温泉に含まれるカドミウムの量は
数万分の1グラムなので、
健康には影響がないレベルだ。
だが、100リットルぐらい飲んだら
全身の骨は粉々に砕けることだろう。
私は湯船のお湯を飲み干さないよう
細心の注意を払った。
ちなみに私が最も注目したものは、
打たせ湯と呼ばれる温泉だ。
これは温泉が天井近くから
滝のように流れ、
それに打たれるというもの。
ところで、もう言うまでもないことだが、
私はぶっだなどという
あだ名をつけられている。
そしてこの名を頂戴している手前、
修行僧のように過酷な修行を
行う必要があるのだ。
そこで目をつけたのが、
この打たせ湯である。
滝に打たれることで、
過酷な修行に身を置こう。
その滝の中身が、
身を切るような冷水なのか、
ぽかぽかの温泉なのかは、
些末な問題というものだ。
私は滝に打たれながら
瞑想を開始した。
時間が経つごとに
肩のこりはほぐれ、
体が温まっていく。
間違いなく修行である。
こうして私は心身を鍛えながら、
禁欲的な1日目を終えた。
つづく
