だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

北海道旅行記 その1

今週のお題「修学旅行の思い出」
今週のお題は修学旅行だ。
修学旅行の思い出を語ろう。

修学旅行先を決定する時、
校内では議論が分かれた。
確か最後の候補地は、
北海道とアフガンだったはずだ。
そして投票の結果、
僅差で北海道になった。
試される大地が、
我々の前に立ちはだかる。

北海道への移動は飛行機だ。
人生初の飛行機だった。
機体が宙に浮いた瞬間、
高揚感とともに、
「ああ、私もとうとう
飛行に手を染めてしまった。
もう立派な飛行少年だ。
もう過去には戻れない」
そういう切なさを感じた。

さて、北海道には何事もなく到着した。
だが、油断はできない。
ここは試される大地。
北海道民の死因は、
カニかヒグマのどちらかと聞く。
実際、私の同級生も、
何人かはその犠牲になった。
帰りの機内には、
私も彼らの遺影を持って入った。
確かそうだった気がする。

話を戻そう。
最初の目的地は札幌だ。
札幌というと有名なのは、
やはり時計台だろう。
我々もそれを見に行った。
札幌の時計台は、
ただの観光地としてではなく、
日本三大ガッカリ観光スポットと呼ばれる。
多くの人が見てガッカリした、
と言っている。
だが、それはただの俗説だ。
実際に行ってその目で
本当の時計台を見て欲しい。
驚くほどガッカリする。
私も、何かの間違いではないか、
と思った。
本当にガッカリする。
何なんですか、あれは。
こうして修学旅行は、
ガッカリするような始まりであった。

機会があれば、
100万ドルの夜景の値段編を書く。