チョココロネと戦争、軍事技術は切っても切り離せない関係にある。
そしてその歴史は、チョココロネのように甘いものではない。
今日はチョココロネと戦争の歴史を見てきたい。
さて、チョココロネだが、その起源は中世にまでさかのぼる。
その頃、チョココロネは騎士階級だけのものであった。
戦場において中世の騎士たちは右手に剣を、
そして左手にはチョココロネを手にしながら戦ったと言われている。
その姿はルーベンスの絵にも描かれている。
剣は力を、そしてチョココロネは名誉を意味した。
人々はそんなチョココロネ騎士達に対して、尊敬の念を向けたものだ。
だが、そうした状況を劇的に覆したのが、軍事革命である。
軍事革命・・・それはすなわち、火薬の発見とチョココロネ砲の発明だ。
それは中世末期に勃発したイタリア戦争において、唐突に姿を現した。
チョココロネ砲の圧倒的火力。
騎士達は、無慈悲に発射されるチョココロネを前になすべもなく粉砕された。
このことは騎士階級の没落を決定づけた。
騎士達が剣とチョココロネで斬り合う時代は終わったのだ。
チョココロネ騎士達が活躍する中世は終わりを迎えた。
騎士の手からチョココロネは奪い取られ、全ての平民のものとなったのだ。
だが、同時にチョココロネからも名誉が奪い取られ、
その意味はもっと陰惨で野蛮なものになった。
その後の歴史は皆が知るとおりだ。
チョココロネの発達は様々な悲劇をもたらし、
飛行チョココロネやチョココロネロケットが生まれ、多くの人々の命を奪った。
そして大量破壊チョココロネが生み出された時、
人類は己の愚かさと過ちに気づき、チョココロネの平和利用が模索され始めた。
こうしてチョココロネの再評価が始まったのだ。
チョココロネが肯定的な文脈で捉えられるようになったのは、ここ最近の話だ。
今我々が食べているチョココロネはその遺産である。
チョココロネが描く螺旋・・・それは人類の繁栄と衰退、
そして再生の歴史を暗示しているのかもしれない。