先日の科学未来館の続き。
この前は全く書いてはいなかったが、
科学未来館には友人のO氏と行っていた。
私はそんな友人は初めから
存在しなかったことにしたかったのだが、
抗議を受けた。
というわけでちゃんと書こう。
私は1人で未来を見られるほど強くない。
だから友人と来た。
1人ではできないことも
2人ならできる！
友情って素晴らしい！
トモダチサイコー！
これでいいですか？
科学未来館の設備については
もう様々書いた。
しかし、ここの1番の見所については
まだ言及していない。
科学未来館最大の魅力、
それは3Dシアターだ。
館内には大規模なシアターがあり、
しかも3D機能も搭載である。
もちろん我々も見に行った。
さて、シアター入り口では
3Dメガネを配っていた。
これをかけることで
ムービーが3D化されるわけだ。
シアターに入ると、
未来的なデザインの椅子が並んでいた。
これに座っていると、
この椅子についての
アナウンスが始まった。
「この椅子はリクライニングもできます。
お手元のレバーを引けば、
背もたれが倒れるようになっています」
それは素晴らしい。
私は勢いよくレバーを引いた。
すると隣の席のおじさんが
勢いよく倒れていった。
私 「ｱｯ、スイマセン・・・」
友 「何やってんだよ、お前は・・・」
みんなもここに来たときは注意してほしい。
さて、しばらくすると上映が始まった。
内容は科学未来館というだけあって、
この世界を科学的に解明するものだ。
私はこの世界の理を知った。
今日それらを全てお伝えしよう。
まず、この世界は元素から成り立っている。
元素とは何か？
すごく小さい粒のことだ。
そして元素は素粒子から成り立っている。
素粒子とは何か？
もっと小さい粒のことだ。
大体わかった。
さらに、この世界は9次元で
成り立っている。
9とは何か？
すごくたくさんということだ。
つまり9次元とは、
次元がたくさんあることを意味する。
これも大体わかった。
それにしてもせっかくこの世界は
9次元もあるというのに、
配られたのがたった3Dの
メガネというのは残念だ。
9Dメガネを配ったっていいじゃないか。
ここらへんは大いに改善の余地ありだ。
話を元に戻そう。
次はこの世界の始まりだ。
世界はビッグバンによって
始まったらしい。
ビッグバンとは要するに
ものすごい爆発のことだ。
ある芸術家は、
「芸術は爆発だ」
と言った。
世界も爆発らしい。
私も爆発したい。
こういうわけで、私は、
この世の始まり、成り立ち、
そして理を理解した。
それはすなわちこの世界の
全てを理解したということだ。
私は感動した。
友人もきっとこの世界の全てを理解し、
感動したに違いない。
私は友人に感想を尋ねた。
私 「どうだった？」
友 「おじさんがかわいそうだった」
私 「ほんとすまん・・・」
おじさんごめんなさい。
