休日というのは素晴らしい。
休日は古今東西、
多くの人間から大人気である。
そのため休日の希少価値は高く、
高値で取引されるため、
毎日摂取できる人は稀だ。
そんな貴重な休日だからこそ、
やはり優雅に過ごしたいものである。
そこで今日は休日の優雅な
たしなみ方を模索した。
その成果を共有したい。
さて、優雅と言えば、
やはりおしゃれなカフェは外せないだろう。
私は近くのカフェを探し、
昼下がりの木漏れ日の中を
歩いていった。
だが、気づけば足は
いつものドトールへ
吸い込まれてしまう。
まぁ、この程度は問題ない。
ドトールだって十分優雅だ。
これが富士そばだったら助からなかった。
それにしても今日はなんだか暑いな。
そうだ、アイスカフェラテでも飲もう。
そう思いついて、私はドトールで
アイスカフェラテを注文した。
だが、しばらく待つと、
出てきたのはホットカフェラテだった。
私はいつもの勢いで
ホットを頼んでしまったのだ。
Oops！
これで全て台無しだ。
もう何もかもおしまいである。
こんな人生に意味はない。
私は投げやりにホットカフェラテを受け取り、
捨て鉢にそれを飲み干した。
こうして私の優雅で完璧な1日は終わり、
みじめで哀れな1日が始まったのだ。
ドトールへ出た後、
私はビットコインFXで
全てを失った者のように
ふらふらと当たりをさまよった。
しかし、悪いことは続くものだ。
今度は空腹が
失意のどん底にある私を襲った。
私は欲望の虜となり、
餓鬼のごとく物欲しげに
当たりを見渡した。
すると目の前に現れたのは
マクドナルドであった。
店の前ではピエロが
こちらを嘲笑っている。
そうだ、今の私にはこんな場所がふさわしい。
私は店内へ入り、
ジャンクてりやきバーガーと
フライドジャンクポテトを買った。
そしてそれを持って店を出た。
その後はその辺のさびれた公園で、
打ち捨てられたキアヌリーブスみたいに
ジャンクをむしゃむしゃ食べた。
園内を見渡すと元気に遊ぶ子ども達と、
それを微笑みながら見守るご両親の姿があった。
私のような敗残者は
もうあんな人生を送ることは
無いんだろうな。
私の人生は汚れてしまったのだ。
その後、私は何も得ることはなく、
家に戻ってきた。
そしていつものように
パソコンの前に座り、
ブログを書こうと試みたのだ。
だが、全てを失った私に
書くべきことなど無かった。
もはや私には何も無い。
しかし、私はふと買っておいた
ショコラプリンのことを思い出した。
そしてそれを食べたら
すごく元気になったので、
今こうしてブログを書いている。
ショコラプリンはすごい。
