だいたい日刊 覇権村

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テラフォーミング 年末超掃除

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皆さんはテラフォーミングをご存知だろうか?

テラフォーミングとは、

他の惑星の環境を人為的に改造し、

人間が住めるようにすることだ。

そして現在の我が家は

ちょうど人が住めない

辺境惑星のようなものであった。

そこで私は自宅に大規模な

テラフォーミングを行った。

今日はそのことを書こうと思う。

 

まず考えたのは、この汚れた大地を

なんとかすることであった。

そのためには地表を根こそぎ

はぎ取らなければならない。

私はじゅうたんを無慈悲に引き剥がし、

無慈悲にゴミ袋へ叩き込んだ。

これで大地は清められた。

人の住める場所となったのだ。

これでもう人間が

毒の大地に苦しむことはないだろう。

 

続いては大気だ。

この惑星の大気が問題だ。

ここの大気は人間が吸えるものではない。

なぜならH2Oが決定的に不足している。

つまり湿度だ。

こんな乾いた場所で人は生きられない。

こんなところにいたら

喉がいがいがし、

色々あって死ぬことになるだろう。

私は地球から持ってきた

加湿ジェネレーターを起動した。

すると超音波によって

分解された高濃度のH2Oが大気を覆い、

惑星に潤いがもたらされた。

これで空気の問題もクリアだ。

 

だが、問題はまだ残っている。

というこもこの惑星は昨今、

寒冷化が進んでいるからだ。

人間が住むにはここは寒すぎる。

たとえばこの惑星に

温かい白湯を置いたとしよう。

するとたった2時間の内に、

たちまち冷たい水になってしまう。

いや、もしかしたら1時間でも

そうなってしまうかもしれない。

こんな過酷な環境に人間が

放りこまれたらなんて思うと

震えが止まらない。

そこで登場するのが、

抗寒冷用多脚型追熱遠赤外線兵器、

通称こたつである。

こたつを深く知りたい方は

こちらの記事を参照して欲しい。
www.buddha01.ooo

私はこの恐るべき装置を恐る恐る起動させた。

するとこたつから吐き出された

地獄の熱線が冷たい空気をなぎはらい、

あたりは一瞬にして焦土と化した。

 

こうしてテラフォーミングは完了した。

さぁ、それでは入植だ。

だが、ここで大きな壁が立ちはだかる。

大規模な惑星改造の負の遺産

大量の残骸があたりには

散らばっていたのだ。

これを片づけなければならない。

しかし、どうやって・・・?

今、人類は途方に暮れている。

今日は眠れそうにない。