だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

やさしさの値段

 

私は英国紳士を気取りたいお年頃なので、

よく紅茶を飲む。

紅茶を飲んでいると、

とても優雅な気分になる。

切羽詰まった雑務がある時でも、

紅茶を飲みさえすれば

「紳士は慌てないものだ」

と、落ち着きを取り戻すことができる。

そして取り返しがつかないことになるのだ。

 

ところで、皆さんは

どこの紅茶を飲むだろうか?

紅茶と言えばTwiningsが有名だ。


なるほど、確かにこれは素晴らしい。

香りは芳醇だし、味も濃厚だ。

 

だが、私が最も好きなのはこちら。
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「やさしい紅茶」だ。

今日はやさしい紅茶を通じて

やさしさについて考えてみよう。

 

さて、それでは「やさしい紅茶」だが、

まず、名前が良い。

ポイントは「おいしい紅茶」とは

名付けなかったところだ。

これがもし「おいしい紅茶」であったなら、

暗黒紅茶おじさんが

「まずいじゃねぇか!

こんなの嘘っぱちだ!」

などとクソリプを発射、

炎上は免れないだろう。

まぁ、それも一理ある。

嘘はいつだっていけないことだ。

それは普段私の記事を

読んでくれている方なら

よくわかっていただけると思う。

 

だが、「やさしい紅茶」なら嘘はない。

おいしくなくたって

やさしければ良いのだ。

 

また、「やさしい紅茶」の

「やさしい」が平仮名なのも良い。

価格設定が優しいのか、

入手するのが易しいのかも不明だ。

これには暗黒優しさおじさんも、

暗黒易しさおじさんも、

うかつに手は出せない。

危機管理に優れている。

 

他にも良いところはたくさんある。

Twiningsの紅茶は格段に香りが強いが、

だからこそたくさんは飲めない。

だが、やさしい紅茶は

口当たりが良く、

何倍飲んでも飽きない。

やさしさというのはつまり

そういうものなのだろう。

 

以上のことから

やさしさとは、

謙虚で偽りがなく、

様々な解釈を許し、

安全でもあるということがわかる。

そしてやさしさは飽きることがない。

やさしい紅茶は

そんな大切なことを

教えてくれるのかもしれない。

 

ちなみに、やさしい紅茶の価格は、

1箱50個入りで250円ぐらい。

つまり1やさしさ=5円と、

大変お求めやすくなっております。

お買い得なので是非この機会に買い占めよう。