だいたい日刊 覇権村

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ティッシュの由来とその歴史

 

 

ティッシュには様々な使い方がある。

鼻を噛んだり、

汚れを拭いたり、

ふわふわ飛ばして遊んだり。

愛好家の中には、

ティッシュを調理して、

味を楽しむ者すらいるようだ・・・

http://qoonell.me/17969/

 

ところで皆さんは

ティッシュの由来をご存知だろうか?

ティッシュとは、

元々第1次世界大戦中に、

ガスマスクのフィルターとして

利用されたのが始まりだ。

軍用ティッシュ・・・

そう、ティッシュの歴史の始まりは

まさに血塗られたものであった。

 

ところで、猫がティッシュに殺到し、

ズタズタに引き裂き、

部屋と家主を大混乱に陥れる話をよく聞く。

そして猫は家主に

叱りつけられる運命にある。

だが、叱る前に、

猫がティッシュを攻撃する意味を、

よく考えてみて欲しい。

あれは間違いなく

軍国主義に対する反抗である。

平和主義者である猫は、

戦争の道具であった

ティッシュと言う存在を許せない。

だからティッシュを見る度に

いつも攻撃してしまうのだ。

そう思えば、猫がティッシュと戦って

部屋を散々なことにしてしまうのも

甘受できるのではないか?

できないよね。

 

話をティッシュに戻そう。

ティッシュの平和的利用が模索されたのは、

大戦後の話である。

世界は人類の過ちを反省し、

ヴェルサイユ条約が結ばれ、

国際連盟は設立し、

そして民間用ティッシュが発売された。

ティッシュの光の歴史の始まりである。

兵役を終えたティッシュは、

主にマダム達のメイク落としとして利用された。

ティッシュは、

化粧という名の偽装を洗い流し、

真実の顔をあばきだす。

以来ティッシュは、

真理の象徴として、

長らく崇拝の対象だった。

まさに神聖不可侵の存在である。

 

だが、ティッシュの歴史は

そこで終わらない。

資本主義の進展と共に、

ティッシュの大量生産が始まった。

するとティッシュの価値は

みるみるうちに低下していったのだ。

ティッシュから魔術的な

美ときらめきが

ついに剥ぎ取られてしまった。

今ではそこらへんで

無料で配られる始末だ。

往年の輝きはすでにない。

 

そういえばつい最近、

私は鼻血を出した。

そしてティッシュでそれを拭いた。

そう、ティッシュの血塗られた歴史が

再び始まったのだ。

やはりティッシュの歴史は

血と悲劇に宿命づけられている。

そしてその犠牲者は私だけではない。

ティッシュは文字通り

多くの人達の生き血を吸ってきた。

これこそティッシュ

平成の吸血鬼と言われる所以である。

血とティッシュを必要としない世界を

ただただ祈るばかりだ。(ティッシュでモニターを拭きながら)