何かをする時、目的を定めるというのは、
とても大事なことだ。
目的を見失うと、ついつい自分が
何をやっているのかわからなくなる。
幸い今日は目的の大切さを
考える機会があった。
友人のN氏との会話で気づいたことを
書いていこうと思う。
N 「俺は英語をマスターすることにしたぞ!」
私 「素晴らしい!
ところで、よく目的を定めると
物事うまくいくと聞く。
目的を考えてみよう。
英語を学ぶ目的は何だろうか?」
N 「そりゃあもうバリバリ
グローバルに活躍するってことよ」
私 「グローバルに活躍する目的は何だろう?」
N 「世界中で外国人と取引することだろうな」
私 「外国人と取引する目的は?」
N 「その方が儲かるからだ。
国内だけで取引するより、
パイは大きくなる。
取り分も増えるということだ」
私 「儲ける目的は何だろう?」
N 「良い生活をするためだな。
お金があれば様々な物が買える」
私「良い生活をする目的は何だろう?」
N 「それは便利になるからじゃないか?
良い洗濯乾燥機を買えば、
乾かす手間が省ける。
食器洗浄機を買えば、
面倒な食器洗いをせずに済む。
時間が節約できるな」
私 「時間を節約する目的は何だろう?」
N 「自分のしたいことをするためだ。
別に家事とかそういうのは好きじゃない。
そういうのを省略できれば、
自分の好きなことをたくさんできる。
最高だ」
私 「自分の好きなことをする目的は何だろう?」
N 「単純に楽しいからか。
楽しいと人生が豊かになる。
だが、人生を豊かにする目的って何だ。
多分、幸せになるためだ。
じゃあ幸せになる目的って?
人生って一体何だ?」
私 「何だろう。わからない。
もう何もわからない」
N 「わからない」
我々は何もわからなくなった。