だいたい日刊 覇権村

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魅惑のイギリス料理

先日、ゴールデンウィーク中に

会った友人と話した際、

イギリス料理の話題になった。

友人は留学先のイギリスで、

様々なイギリス料理に出会ったそうだ。

そしてその魅力を是非伝えてほしい、

と頼まれた。

そこで今日は魅惑のイギリス料理を

紹介していこう。

 

まず、最初の料理は、キドニーパイだ。
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これはその名の通り、

キドニーをパイに包んで

焼き上げた料理のこと。

 

友人曰く、

「つんざくようなアンモニア臭に

目をつむれば、それ以外は悪くない」

と絶賛していた。

ちなみにキドニーとは、腎臓のこと。

牛や豚の腎臓を詰めるらしい。

とてもクリエイティブな料理だ。

 

さて、日本とイギリスは同じ島国。

そのため、両国には意外な共通点が

たくさんある。

その1つは、なんと鰻を食べる習慣だ。

イギリスには、日本と同じく

伝統的な鰻料理があるらしい。

それがこちら。
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イールゼリー(イールとは鰻という意味)という。

日本の蒲焼きとは、

若干異なる所があるかもしれない。

でも3キロ先から遠目に見れば、

鰻重もイールゼリーもそんなに変わらない。

とても親近感の湧く料理だ。

 

これだけではない。

イギリスはさらに

日本と似ている料理がある。

それは白米だ。

なんと彼らも白米を食べる

習慣もあるのだ。

それがこちら。
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ライスプディングである。

白米にたっぷりと牛乳や、砂糖や、

バニラエッセンスを入れ、

くたくたになるまで煮込む。

それがデザートとして出されるらしい。

ホームステイ先で食べた友人曰く、

「二次大戦中、日本人捕虜を

罰するために作られたような

冒涜的な料理だった」

とのこと。

これを出されたおかげで滞在中、

「イギリス人はまだ日本人のことを

許していないのではないか?」

という疑念に囚われたらしい。

国際理解の難しさを感じさせる一品だ。

 

他にもクリスマスプディングというのもある。

これもホームステイ先でクリスマスに

出されたらしく、

「味がないガムみたいな食感」

「かめばかむほどまずい」

とのこと。

 

ところで、イギリス料理と言えば、

やっぱりなんといっても

フィッシュアンドチップスだろう。

これもたくさん食べる機会があったようだ。

もちろん数が多いので、

おいしくない店もいくつかある。

だが、さすがイギリスの看板料理だけあって、

老舗だってある。

とりわけ祖父の代から3世代かけて、

なんと100年間続けて、

フィッシュアンドチップスを

出してきた店もあるのだ。

藁にもすがる気持ちで 

食べに行ったようである。 

それを食べた瞬間電撃が走り、

「100年間一体何をしてきたんだ!」 

と感動したとのこと。

 

このようにイギリス料理は、

おいしいかどうかはさておき、

魅力的な料理がたくさんだ。

是非一度食べてみるといいと思う。

 

最後に、イギリスの

国民的ジョークを紹介して、

終わりにしよう。

 

外国人 「イギリスにはおいしい料理がないって本当?」

イギリス人 「ちょっと待って。その『おいしい』というのは、どういう意味の単語なんだい?」