昨日、不運にも家の電球が切れてしまった。
最近の若者は本当にキレやすくて困る。
今日はそんな話をしたら、友人が
「白熱灯なら俺にまかせろ。
最近ずっと家の照明をアレンジしていた。
だからちょっと詳しいんだ」
と言っていた。
というわけで帰りに友人と
ビックカメラに寄ってみた。
私 「電球で何か気をつけることってあるの?
やっぱり形とかワットとかかな」
友 「いや、ケルビンだ」
私 「ケルビン・・・?」
友 「熱力学温度のことだよ。
ほら、パッケージに書いてあるでしょ。
これは色を意味している。
ケルビンが高いと白に近づく。
でも6000ケルビンを越えると、
寒色系になって青に近づく」
私 「暗いの好きだから1000ケルビンぐらいでいいや」
友 「それだと真っ赤になる。
第三世界の売春街みたいな感じになるぞ」
私 「う、それはやだな・・・。
もっとナチュラルなのがいい」
友 「ならエジソン電球みたいにしよう。
あれは大体2000~2300ケルビンぐらいだ。
2200ケルビンあたりを選んでおくのが無難だ」
私 「詳しすぎでしょ・・・」
私 「他には気をつけるべきところはある?
やっぱり形とかワットとかかな」
友 「いや、ルーメンだ」
私 「ルーメンとは?」
友 「これは純粋に明るさのこと。
高ければ高いほど明るい」
私 「なら50万ルーメンぐらいのにしようかな」
友 「いいね。 きっとつけた瞬間失明するだろうし、
半径数百メートルは光に包まれる」
私 「なんか爆弾みたいだな・・・」
友 「で、そろそろちゃんと決めよう。
ぶっだんちの電球の型番教えてくれる?」
私 「あ、これ白熱灯じゃなくて、蛍光灯タイプだ」
友 「何もわからない。俺の役目は終わった」
というわけでケルビンもルーメンも書いていない、
そこらへんの適当なやつを買って帰った。