だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

角煮マイルを貯めよう!

今日は帰り道、こんな看板を見つけた。

 

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知 「角煮マイル・・・良い。

角煮マイル貯めたい」

私 「貯めてどこ行くの?」

知 「ここではないどこかへ・・・」

私 「あ、私も私も。行こう行こう」

そういうわけで店に入った。

 

入るとメニューを渡され、

しばしの間、悩んだ。

そして知人はラーメンを、

私は汁なし担々麺を注文した。

しかし、そこに角煮の姿は無い。

我々は下等な生き物なので、

すでに角煮のことは忘れていた。

だが、そんなことは、

どうだっていいじゃないか。

そんなことはすでに過去の話。

大切なのは「今」

そして「未来」なんだ。

我々は過去を振り返らず、

今と未来とラーメンだけを

見つめることにした。

 

しばらくすると、

過去を代償にして得た

ラーメンが出てきた。

早速、知人は先に食べ始めた。

 

私 「どう?」

知 「ギトギト」

 

そして彼は口をつぐんだ。

以降、ラーメンについては、

何ら言及しなかった。

 

一方、しばらくすると

私の品も回ってきた。


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麺とダークマターを足して、

2で割ったみたいな料理だ・・・。

私は恐る恐る食べ始めた。

 

知 「どう?」

私 「ス・・・(無言で渡す)」

知 「えっ?!辛!

っていうか痛っ!なんて味だ!

いや、これは味ではない。

味を超越した何かだ」

 

私は無言で味を超越した何かを食べた。

我々の手から今という時間が

こぼれ落ちていくのを感じた。