だいたい日刊 覇権村

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読書感想文『世界の歴史15 成熟のイスラーム社会』

今週のお題「読書の秋」

さて、読書の秋である。

皆さんはどんな本を

読んでいるだろうか?

私が最近読んでいる本は

『世界の歴史15 成熟のイスラーム社会』

という本だ。

中でもとりわけサファヴィー朝の章を読んでいる。

・・・と言われても、

サファヴィー朝なんて知らないし、

自分とは何の関係も無い、

と思われるかもしれない。

だが、サファヴィー朝

我々に様々なことを教えてくれるし、

何より実生活にとても役に立つ。

そこで今日はこの本を紹介しようと思う。

 

さて、我々はサファヴィー朝と同様、

日々北方の蛮族からの圧迫を受けて

生きている。

きっと皆さんも日々暮らす上で、

一体どのようにして

自分の生命と財産を守るか、

いかにして今日という日を

生き延びるか、

常に考えていると思う。

そんな時に参考になるのが

サファヴィー朝が出した答えだ。

サファヴィー朝武田信玄こと

イスマーイール1世はこう考えた。

「騎馬隊だ、騎馬隊で蛮族と戦おう」と。

そして彼は遊牧民の力を借りて、

周りの敵を打ち破り、

国を作った。

ここに我々への第1のヒントがある。

馬に乗れ。騎馬隊を作ろう。

今すぐ競馬場へ行き、

遊牧民と馬を連れて来るんだ。

そうして初めて我々は、

日々の平穏を手に入れることができる。

ね、簡単でしょう?

 

だが、話はこれで終わりではない。

騎馬隊を味方につけた我々は、

日々連戦連勝の毎日だ。

だが、そこに落とし穴がある。

勝利は人をダメにする。

イスマーイール1世も、

毎日の勝利に酔い、

驕り高ぶるようになった。

そしてその事件は起きた。

それがチャルディラーンの戦いである。

調子に乗って西方に攻め入ると、

立ちはだかったのが、

当時最強のオスマン帝国だ。

ここと戦ってボロボロに破れた。

なぜか?

馬で攻めたら鉄砲隊にボコボコにされたよ、

という話だ。

いわばサファヴィー朝長篠の戦い

といったところだろう。

いくら我々が競馬場から

サラブレッドや武豊を連れてきても、

鉄砲の前には無力。

ここに第2の教訓がある。

調子に乗るな。

鉄砲隊に気をつけろ。

これが今日の教訓だ。

是非皆さんも明日から

気をつけて見て欲しい。