だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

七草粥とは何か?

皆さんは七草粥をご存知だろうか?

きっと最近食べた人も多いだろう。

今はそういうシーズンだ。

だが、

「七草ってなんだ?」

「そもそもうちの粥なんて

一草も入ってないぞ」

という人も少なくない。

そこで今日は七草粥の意味を

考えてみようと思う。

それでは早速いくつか見てみよう。

 

・憤怒の草 なずな

なずなは七つの大罪の内、憤怒を表す。

ペンペン草という名でも知られている。

なずなの怒りの炎は凄まじく、

すべてを焼き尽くし、

最後には自らの身をも葬り去る。

その地獄のような光景から

「ペンペン草ひとつ生えない」

という言葉が生まれた。

見かけたらすぐに逃げるか、

除草剤を撒いた方がいいだろう。

 

・貪欲の草 せり

せりとは、競りに勝つという言葉に由来する。

しかし、たとえ競りに勝とうとも、

次の勝利、さらにそのまた次の勝利、と

その強欲はとどまるところを知らない。

欲というものには、終わりがないのだ。

 

・暴食の草 はこべら

はこべらの「べら」は、

昔の言葉で「群がる」を意味する。

その名の通り、地に放たれると

すごい勢いで群がる。

そして怒涛のごとく養分を吸い尽くす。

園芸家には悪夢のような草である。

 

・傲慢の草 すずしろ

自称 清らかで潔白の草。

曰く、白は汚れのないことを表す。

他の汚れた草とは違い、

自分だけは清廉だ。

そうした態度に傲りがある。

 

・・・と、このように

それぞれの草1つ1つが

大きな罪を背負っている。

これらを年の初めに食べることで、

自らの戒めとし、

1年を正しい態度で過ごそう。

七草粥には、そうした深い自省と警告が、

込められているのかもしれない。

 

 

 

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