拝啓
うららかな春が終わり、
暑くなってきましたね。
いよいよ季節は初夏の感があります。
皆様におかれましては、
いかがお過ごしでしょうか?
私の方はといえば、北海道旅行記の続き(冬)を
書こうかなと思います。
今年の冬までには書き終えたいな、
と思う今日このごろ。
さて、列車に乗った私は、
札幌から旭川へと向かった。
前にも書いた通り、
列車の外は白の虚無に覆い尽くされた。
生命の気配は消え去り、
いよいよ文明の極北に迫りつつある。
もうだめかもしれない。
しかし、旭川駅に近づくと、
またちらほらと民家が見えてきた。
そしてまた人間の街が現れた。
私は安堵しながら旭川駅で列車を降りた。
だが、一歩駅の外へ出ると、
私の背筋に激震が走った。
罪を犯した村人達が
晒されているではないか。
過酷な場所に来てしまった。
札幌では雪祭りだったのに、
旭川では血祭りだ。
やはり北海道も内陸まで来ると
文明の光は届かないのか。
私は亡骸に手を合わせると共に、
一緒に記念撮影を行った。
そして写真データは、
最近充実してきた罪と罰フォルダに移した。
街を歩いていると、他にも様々な罪人の姿があった。
雪の中、決めポーズの刑 (懲役13時間)
雪の中、猫看守に演奏を聞かせる刑
(情状酌量によりマフラーと耳当ての着用を許可)
やはり網走に近づくにつれ、
刑罰もハイレベルになっていくのだろうか。
色んな方法で罰を与えようという
職人の業が光る。
罰の多様性を感じる。
私は心から受刑者に同情すると共に、
写真を罪と罰フォルダに移した。