だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

鹿を食べた

先日は用事で寄った先で、
友人と飲むことになった。
ふらふらと店を探していると、
突然、強い殺気を感じた。
そちらに目を向けると・・・

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なんかすごい勢いで睨みつけてくる・・・。
素通りしたらタダでは済まなそうだ。
我々はすごすごと、この店に入ることになった。

中の雰囲気は、屠殺を待つ動物達みたいな
感じなのかと思っていた。
だが、そんなことはなかった。
明るく、オシャレな場所だ。
しかも店内はなんとフリーWi-Fi完備であった。
これは嬉しい。
Wi-Fiし放題である。
だが、それだけではない。

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店内はさらにフリー黒魔術の祭壇も完備だ。
この前で生贄を捧げれば、
呪いもかけ放題。
仕事帰りにふらりと寄って、
気軽に上司に呪いをかけられたりするのだ。
これには友人も大喜びであった。

さて、気になるのはメニューだ。

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鹿、猪、羊、鴨。
普段は見かけぬような動物達だ。
だが、中でも気を引いたのはこれだ。

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ヒグマ串か・・・。

・・・逆では?
食べられるのは、どう考えても我々の方だろう。
これは間違いなく熊の罠だ。
最近のヒグマは賢くなったと聞く。
居酒屋で罠を張るぐらい造作もないはずだ。
だが、我々の方が熊よりは賢い。
諸葛孔明もかくやといわんばかりの
知将ぶりを発揮して、
熊の巧みな罠をかわした。
我々は他のものを注文した。

しばらくすると、料理が届いた。

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右から、罪を犯した鹿、鹿、羊、猪だ。
食べてみると実際、罪深いおいしさだった。

また、さらに重い罪を犯した鹿はこうなる。

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業界を干され、このようにカラッカラだ。
おかげでお味の方も、
かなりしょっぱい感じに仕上がった。
だが、おつまみとしては最高である。
こちらもお酒が進む罪深い料理であった。

このように、鹿はとても美味だった。
鹿を食べたからには次は馬だ。
次は馬鹿みたいに馬を食べよう。