昨日は空気清浄機を購入した話を書いた。
恐らく、多くの読者は、
突然、空気清浄機が反旗をひるがえし、
我が家は内乱状態に突入。
今頃はターミネーターばりの
人類と機械の戦いに陥っている、
などと思ったことだろう。
だが、そんなことはなかった。
我々は極めて友好的な関係だ。
最初の方は、
「なんやこのハウスダスト」
と、風を吹きつけられることもあった。
だが、今では普通に過ごしていても、
ランプはグリーンのままだ。
全く異常はないと認識されている。
いや、無視されてるとか、
そういうわけではない。
そうではないと信じたい。
こんな次第で、今のところ
我々は平和的に共存している。
だが、大きな異変が起きたのが、
昨日の出来事だ。
私はいつものように料理を作った。
メニューはカレーである。
「今日の夕飯はカレー♪カレー♪
久しぶりのカレーだぁ!」
などと、私の中の小学生は
大はしゃぎである。
だが、カレーを空気清浄機のいる居間に
持っていた時、その事件は起きた。
私がカレー食べようとすると、
空気清浄機のランプが真っ赤に染まった。
そして
フオオオオオオオオオオンンンン!!!!
などと、かつてない轟きをあげ始めた。
全ての警報ランプに灯りが点った。
人間にとってはご馳走でも、
空気清浄機にとっては、
カレーは有害物質であり、PM2.5なのだ。
食事中、食卓には狂乱の嵐が吹き荒れた。
その間ずっとカレーには
浄化の風が叩きつけられ、
カレーはみるみるうちに冷めていった。
そして、食べ終わった後でも、
全くとどまることを知らなかった。
食器を台所に持って行った時、
ようやく怒りは収まった。
まるで「汚物は消毒した」
とばかりに誇らしげな顔だった。
今日学んだこと
・機械は人類とは共存できる。
・だが、カレーとは共存できない。
・あと、カレーはPM2.5
以上だ。