だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

逆襲のクリスマス

昨日は記事にも書いたとおり、

だいぶクリスマス戦略を間違えてしまった。

だが、今日の私は違う。

夜を待たず昼からクリスマス全開で行こう!

今日は昼食から豪勢にすることにした。

 

だが、昼はまたしても、

はなまるうどん讃岐うどんランチを

楽しんでしまった。

まったく、人間というのは学ばない生き物だ。

でも舞茸の天ぷらをつけたので、

かなり広い意味で豪華と言えなくもない。

 

ちなみにランチ中は、

「ぶっだなのになんでクリスマス祝ってんの?」

などと言われたので、

神仏習合!」と言って黙らせた。

 

ともあれ、また雲行きが怪しくなってきた。

だが、私にはまだディナーが残されていた。

そして、さすがに昨日の教訓を私は学んだ。

そして帰りのスーパーでは、金に糸目をつけず、

大規模なケーキ買収運動を行った。

本当にありとあらゆるケーキを買い尽くした。

ショートケーキ、モンブラン、チョコ、

レアチーズ、ミルフィーユ・・・。

クリスマスに妥協という文字はない。

ようやくクリスマスらしくなってきたじゃないか。  

 

だが、こうしたデザートへの戦力集中は、

他の場所で大きな歪みを生んだ。

ディナーに割く資金が枯渇したのだ。

 

当初のプランでは、七面鳥の丸焼きに、

パン包みのシチューが欲しかった。

だが、もはやそれは不可能だ。   

 

そこで代替案として、まず安物の

インスタントシチューを買った。

パイは無いが仕方ない。

 

しかし、いよいよもってチキンに割く金がない。

ここで大本営は苦渋の決断を下した。

妥協して、代わりに唐揚げを買ったのだ。

これでクリスマスは永遠に遠のいた。

敗戦の日は近い。

 

だが、それでもまだ希望はあった。

私は用意周到な人間なので、

クリスマスはパンを主食にして、

洋食っぽくしようと考えていた。

なので、パンはいくつも用意しておいた。 

これをシチューに浸して食べれば、

もう立派なパイ包みである。

唐揚げは・・・まぁ目をつむって食べれば、

実質ローストチキンと変わらないだろう。

私は最良の夢に思いを馳せた。

 

しかし、帰宅すると、そういえばパンは、

昨日お腹が空いた時に、

むしゃむしゃ食べてしまったのを思い出した。

現状、ちっさいバターロールが2個しか残ってない。 

兵站は完全に壊滅していた。

 

かくして、クリスマスディナーは、

極めてアンバランスな編成となった。 

貧弱なシチューに小賢しいバターロール

あと唐揚げ。

 

無論、こんなもので

お腹いっぱいになるわけもない。

主菜もパンもすぐに尽きてしまった。

 

お腹、空いたな・・・。

 

満たされぬ空腹を感じたその時、

私にある考えがハッと閃いた。

 

パンがなければ・・・

 

ケーキを食べればいいじゃないか・・・

 

かくして、この令和の世に、

アントワネット嬢の言葉は蘇ったのだ。

 

 

 

 

Follow @buddha0123