お題「#おうち時間」
これまで書いたとおり、
連日Uber EATS(ウベレアス)に
ビリヤニを届けさせた。
緊急事態宣言が解除されるまでは、
ずっとビリヤニを届けさせる
つもりだった。
しかし、昨日の配達員の反応を見ると、
そんなことをすれば、
信頼関係に響くかもしれない。
そして裏でビリヤニ星人などと
あだ名をつけられ、
関係は破綻するだろう。
少し距離を置くべきかもしれない。
そこで、昨日一昨日は
Uber EATSを試してみたが、
今日はUber EATSを試してみなかった。
ウベレアシストになってから、
初めての試みだ。
正直、不安だった。
ビリヤニを食べなかったら、
どうなってしまうのだろう?
自分が自分でなくなってしまうのではないか?
そうしたアイデンティティクライシスを感じた。
午前中は何とか耐えた。
しかし、午後には禁断症状が出て、
Uber EATSに何度も電話をかけそうになった。
私はこれをビリヤニ=ウベレアス症候群と名づけた。
治療法は残念ながらまだ無い。
不治の病だ。
かかってしまったら最後、
注文するしか効果はない。
闘病生活は苦しいものだった。
私は瞑想法を試したり、
ホットヨガを行ったりもした。
しかし、しばらくあれこれ
やっているうちに、
私は悟りに至った。
3日前までは、ビリヤニのことなんて、
全く考えたこともなかったことに、
気づいたのだ。
もしかしたら、ビリヤニが無くても、
私は人生をやっていけるかもしれない。
目の前に急にビリヤニ以外の道が開けた。
こうしてリハビリ生活が始まった。
数時間ほどすると、
私は自分を取り戻すことに成功し、
夕飯はオムライスとパンナコッタを食べた。
もうどんなことがあっても
ウベレアスには頼るまい。
そう心に誓った。
でも、面倒な時は注文しようと思う。