だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

人間のサイボーグ化に思いを馳せる

先日は様々な用事が重なって、

とても疲れた。

もう少し丈夫な体を手に入れたいものだ。

ワンパンでレオパレスぐらい

破壊できるぐらいになりたい。

それが無理でも、すぐに疲れが

取れるぐらいになりたい。

 

そこでサイボーグ化だ。

近い未来、きっとサイボーグ化は

実現するだろう。

サイボーグ化できれば全てが解決する。

私は最良の未来を想像した。

 

サイボーグ化した私が

疲労したとしよう。

しかし、急速充電ケーブルで充電すれば、

スマホのように40分で全快する。

電脳化も進み、思ったことが

そのまま瞬時にはてなブログに投稿される。

さながら歩くスマホだ。

 

未来の世界、便利だ。

理想郷ではないか。

もう少し先まで想像してみよう。

 

私は急速充電に味を占め、

それに頼り切りになる。

 

疲れた・・・

 

急速充電

 

全快!

 

疲れた・・・

 

急速充電

 

全快!

 

疲れたらすぐに急速充電し、

バリバリとやるべきことをこなす。

デキるサイボーグである。

 

だが、段々急速充電するまでの間隔が、

短くなってきたことに気づく。

どうやら最近疲れやすくなっているようだ。 

そこで、私はサイボーグ専門の病院へ行く。

 

診察後、サイボーグドクターは言う。

 

「バッテリーがヘタってきてますね。

もって1ヶ月といったところでしょうか」

 

愕然とする私。

 

「そんな!何とかならないんですか!?

バッテリー交換とかあるでしょう!」

 

しかし、医者は黙って首を振る。

そして、こう私に諭す。

 

「そんなことできるわけないでしょう。

スマホじゃないんだから」

 

こうして私は不治の病に冒された。

そして、私はモバイルバッテリーを持ち歩き、

常にこの延命装置に繋いでなければ、

一歩も外に出られぬ体になる。

 

ある時、私は散歩中に転んだ。

そして、その拍子にケーブルも外れてしまう。

その瞬間、ブツンという音ともに

私の視界は真っ暗に・・・

 

私はそこで想像を止めた。

サイボーグ化・・・

人類にはまだ早すぎるかもしれん。

 

 

 

 

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