今日は人から良い感じな
半熟ゆで卵の作り方を、
教えてもらった。
帰ったら絶対に作ってみよう。
私はそう心に決めた。
今日は月曜日だった。
過酷な月曜日を生き残るためには、
よるべが必要だ。
そして、私にとっての希望の光は、
半熟ゆで卵だけだった。
嵐は日没まで続いた。
月曜日の猛威の前に
ほとんどの者が息絶えた。
だが、私だけはなんとか
生き残ることができた。
これはひとえに、半熟ゆで卵のレシピを
知っていたかどうか、に依るものだ。
もし半熟ゆで卵の作り方を
知らなければ、私も
どうなっていたかわからない。
もし周りで死にそうに
なっている人がいたら、
是非半熟ゆで卵のレシピを
教えてあげて欲しい。
そうすれば、なんとか
生き残れるはずだ。
ちなみに私は、帰宅後に
卵のストックがないことに気づき、
潰れたゆで卵みたい気分になってる。
