駅構内でのこと。
私の目の前で父子が歩いていた。
しかし、子供の方がしっかりしていて、
父親はやたらフラフラしていた。
そして、父の方が線路の方へ
転びそうになり、子どもが、
「パパあぶないよ!」
と叫んだ。
すると、父の方は、
「おっととデンジャラス」
などと言って、体を立て直した。
そのすぐ後に特急列車が通り過ぎた。
間一髪であった。
私はこれをデンジャラスパパ事件と命名した。
これは氷山の一角に過ぎない。
このデンジャラスパパは助かったが、
日本全国を見渡せば、
他の多くのデンジャラスパパが
ひき肉になっていることだろう。
私はデンジャラスにも、
パパにもならないよう気をつけよう。
そう心に強く刻んだ。