今日は1つ失敗をした。
うっかり障子を破ってしまったのだ。
今川義元を破ったのと
同じぐらいの勢いだ。
いや、言い過ぎた。
そこまで行ったら窓ごと破壊している。
実際のところ、少し穴が空いた程度だ。
しかし、ほんの小さな穴とはいえ、
それでも気になる物は気になる。
まっさらな障子に空いた穴。
どうにも落ち着かない。
私は近寄って穴をよく見てみた。
そしてハッと気づいた。
これは噂に聞く
「障子に目あり」
というやつではないか。
私は穴をよくのぞいてみた。
障子の穴からは外がよく見え、
反対に向こうからこちら側は
見えにくい。
ステルス性が高く、
一方的に攻撃できるポジショニングだ。
攻めやすく守りやすい。
ことわざ通りだ。
確か伝説のスナイパーである
シモ・ヘイヘも、
スコープに障子を使っていた、
と聞いたことがある。
これが障子に目ありの威力である。
明日は壁に穴をあけて、
壁に耳ありもやってみようと思う。