だいたい日刊 覇権村

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京都旅行記 その5 京都バスの恐怖

 

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我々はホテルに荷物を置いた。

いよいよ観光だ。

 

京都観光では、バスが主な移動手段になる。

だが、バスには気をつけなければならない。

というのも、京都のバスは、

お釣りが出ない車が多い。

なので、運賃はちょうどの額を

用意しなければならないのだ。

 

しかし、平安時代の牛車だって、

お釣りぐらいは出していたんだ。

京都バスは平安時代以下だろう。

 

私は京都のバスに強い恨みがあった。

 

それは10年ほど前に

京都へ来た時のこと。

私が子どもの頃だ。

 

私はその日、友人とバスに乗った。

そして、降りる時に

運賃箱へ500円玉を入れた。 

(京都バスは後払い制が多い)

 

すると、運転手から、

 

「お釣りが出るわけねぇだろ!」

 

とめちゃくちゃ怒鳴られた。

 

あらー、京の方は元気がいいどすなぁ。

 

というより人情を失った大阪人みたいな

ドストレートな怒られ方だった。

 

京都人なんだから、もっとこう

ぶぶ漬けを出すとかあるだろう。

 

それが私の京都のバスの思い出だ。

 

私はその話を出して、

友人のO氏を脅かした。

 

すると、O氏はすぐに

バス1日パスを買っていた。

これさえあれば乗り放題なので、

お釣りの心配はいらない。

 

とはいえ、あれは10年も昔の話だ。

令和の時代にお釣りの出ないバスなど

有り得ないだろう。

有り得ないはずなのだ。

 

だが、有り得てしまった。

乗ってみてわかったが、

未だに京都バスは

お釣りが出ない仕様だった。

 

O 「よかった、お前の言うとおりだな。

乗り放題パス買っといてよかった。」

 

私 「(そんなバカな・・・)」

 

しかもさらに悪いことに、

それを知らない乗客がいた。

見た感じ関東とかから来た

高校生ぐらいの女性だ。

 

彼女はバスから降りる時、

あろうことか500円玉を

運賃箱に入れてしまった。

 

すると、すぐさま運転手から

「何考えてんの!」

と、怒鳴り散らされてた。

そして、お釣りが出ないことを

きつく怒られていた。

 

その後、ちょうどの額を払うよう

要求されていたが、

女性は大きいお金しか

持っていないようだった。

 

運転手はなお怒り、

 

「じゃあ10円玉27枚出すんで持ってって」

 

と、ジャラジャラと

鬼の10円玉返しを行った。

女性は泣きながら出て行った。

 

O 「10円玉27枚ってマジか・・・

お前から聞いてた話以上にひでぇ」

 

私 「外道すぎる。

もてなしの心とは一体」

 

京都バスは相変わらず外道だった。

 

京都でバスに乗る時は、

お釣りに気をつけよう。

恐らく皆が乗る時も、

千年後もお釣りは出ない。

  

 

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