今週のお題「自分にご褒美」
信賞必罰は世の習い。
武勲を挙げた兵には褒美を与え、
掟を破った兵は罰する。
これを守った国は栄えるという。
我が軍においても、
それらは厳格に守られるものだ。
とりわけ褒美については、
明確な指標が定められている。
例えば、
敵兵を打ち取ったなら金一封、
敵隊長なら汗血馬、
敵将に至れば一知行国が与えられる。
この度の夕飯時の戦においては、
我が軍は小バエ一匹を討ち取った。
食卓を縦横無尽に駆けめぐる敵兵。
それに対し、果敢に攻撃を行った。
激戦であった。
こうした合戦の後に
見事小バエを討ち取った。
この武勲に対し、
兵にはキットカット一本が与えられた。
自分へのご褒美であった。