だいたい日刊 覇権村

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京都旅行記 その6 京都町歩き

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恐怖のバスを降りた後、

我々は京の町を練り歩いた。

 

京都の歴史は古い。

それゆえに、時間感覚も

我々とはだいぶ異なる。

 

たとえば京都で先の戦いと言うと、

二次大戦ではなく、

応仁の乱を指すという。

 

私の中で先の戦いと言うと、

先週出たゴキブリと戦ったことぐらいだ。

背負う歴史の違いを感じさせる。

 

そんな京の町を歩いていると、

面白いものを発見した。


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天ぷら油回収機。

 

O 「何に使うんだこれ」

私 「これを売って得たお金を、

応仁の乱で焼失した寺社の

再建に充てるのだろう」

O 「乱の爪跡深すぎだろ。

そりゃ先の戦いが応仁の乱になるわ」

 


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雨水貯蓄タンクもあった。

 

O 「どうすんだろ、これ」

私 「これを売って得たお金を以下略」

O 「京都ってお金ないのな」

 

ただ、お金がないことに関しては、

我々も同じであった。

なので、GoTo eatキャンペーンを

利用する話になった。

 

だが、GoTo eatの店を探してみると、

対応している店はほとんどなかった。

検索してもイタリアンや、

最近の居酒屋しか出てこない。

 

O 「なんでや。

京都料理屋はないのか?」

私 「きっとGoTo eatの

看板なんて掲げたら、

『あの店はなんて卑しい店なんでしょう』

という噂が広がるからじゃないか」

O 「クソッ!京都人はどうしてこうなんだ!」

私 「応仁の乱だ。

応仁の乱によって、

人心が荒廃してしまったんだ」

O 「おのれ、細川勝元山名宗全!」

 

また、京都へ来ると、

少なからずガッカリすることがある。

京都というと、普通は由緒ある

伝統的な木造建築が

ずっと並んでいるイメージだ。

 

だが、実感京都に来てみると、

東京とほとんど何も変わらない

ごく普通の住宅と町が

広がっているだけだ。

いかにも京都っぽい家屋があるのは、

寺の半径数十メートル以内程度である。

 

どうしてこんなことに

なってしまったのだろう?

間違いなく応仁の乱が原因だ。

乱によって古き町並みは全て焼け落ち、

伝統は失われてしまった。

 

そして更なる乱に備えて、

鉄筋コンクリート住宅を

建てるようになってしまったのだ。

 

応仁の乱の爪痕はとても根深い。

京都にとって、先の戦いとは

やはり応仁の乱なのだ。

 

 

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