今日は、昔飼っていた金魚が夢に出てきた。
金魚はとても怒っていた。
私が餌をやるのを怠って、
死んでしまったことを。
金魚の怒りは凄まじかった。
巨大化していて、今にも
私を飲み込まんとする勢いだ。
私は必死に謝った。
だが、許してはもらえず、
「また来る」
と言って去っていた。
起きた時、私は罪悪感でいっぱいだった。
一体どうやって詫びたらいいだろう。
もしかしたら、お祓いとかにも
行った方がいいかもしれない。
私は昔飼っていた金魚のことを
細かく思い出そうと試みた。
しかし、よく考えてみると、
我が家では一度も金魚を
飼ったことがないことに気づいた。
完全に濡れ衣である。
なにが「また来る」だ。
ただの人違いじゃねぇか!
次に出てきたら、
焼き魚定食にしてやろうと思う。