だいたい日刊 覇権村

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米会話

先日、伊奈町へ行った時、

こんな看板を見かけた。


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米会話。

米会話(こめかいわ)とは、

その名の通り米で会話することである。

 

たとえば、相手に北海道産の

ななつぼしを3粒あげるとしよう。

これは

「部屋の設定温度を3度ほど下げて、

北海道に近づけてほしい」

という意味だ。

 

魚沼産の高級コシヒカリ

10粒提示するなら、

「私はお前の年収の10倍だ。

ひれ伏せ、愚民ども」

という意味になる。

 

これは専門的な訓練を

要する高等技術だ。

こうした養成所で学ばなければ

身につかない。

 

米会話には様々な利点がある。

少量の米で多くのことを伝えられるし、

暗号化技術に優れている。

ほとんど誰にもわからない。

セキュリティはバッチリだ。

 

一方、デメリットは、

「米ではなく口で言え」

ということだ。

正論である。

 

その結果、この看板のように、

米会話は廃れる運命となった。

 

現在、世界では多くの少数言語が

失われようとしており、

国連が警鐘を鳴らしている。  

 

かけがえのない言語文化を

どのように後の世代に伝えていくべきか。

それが我々の課題である。

 

 

 

 

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