埼玉県について、
みんなはどういう印象を
持っているだろう?
私は何もない。
東京から埼玉に入った瞬間、
虚無の空間がずっと続くものだと
思っていた。
しかし、先日の埼玉での
立てこもりニュースを見て、
埼玉の印象が変わった。
あれを見てからは、
埼玉県民の3分の1は立てこもり犯で、
もう3分の1は人質、
それ以外は埼玉県警という
偏見を持ってしまっていた。
その歪んだ埼玉イメージを晴らすため、
埼玉旅行に行ってきた。
実際に訪れてみると、
いくつもの発見があった。
例えば、こちらだ。
傘がたくさんかかっている。
意地でも濡れたくないという
強い意志を感じられる。
しかし、気になったのは、
これらがある場所だ。
ここはショッピングモール内であり、
そもそも濡れる心配がない。
それなのに、わざわざここまで
徹底的にやる意味とは何だろう?
そんなに濡れたくないのだろうか?
県民の半分はアンパンマンか
何かなのだろうか?
気候への強い不安を感じる。
あと、こんなものも見つけた。
ビルの上にそびえるライオン。
これだけ見ると、
埼玉は雄々しい県に思えてくる。
だが、事実はむしろ逆だ。
こんなものを作って周りを
威嚇しなければならないほど、
埼玉県民は強い対人不安を抱えている。
何事も心配性な県民なのだろう。
最後に、こんなものも見受けられた。
像が作られた理由はハッキリしている。
これらは群馬県や東京都と
国境紛争になった時を
想定して作られている。
他県民の侵略を受けた際、
敵の兵士はこのダミー人形に
気を取られるだろう。
その隙をついてどこからともなく
埼玉ゲリラが現れ、
深谷ねぎか何かで敵をぶん殴るのだ。
万事が万事、こんな感じである。
不安と緊張の町、埼玉。
うん、ちゃんと埼玉のイメージを
正せたと思う。