今日は自称健康に詳しい人に
健康の話を聞く機会があった。
話によれば、健康に良い
歩き方があるらしい。
「歩くときは歩幅はなるべく
小さい方が良いよ。
是非試してみてね」
とのことだ。
是非試してみよう。
私は帰宅後に歩行法を試してみた。
「確か歩幅をなるべく
小さくするんだったな」
一歩踏み出そうとした時、
疑念が脳裏をよぎった。
「しかし、どの程度だ?」
「なるべく」というわけだから、
可能な限り最大限小さくすべきだ。
その値は、0に接近すればするほど
効果を発揮するはずである。
しかし、これでは前に進めないではないか。
ここで私は一歩も動けなくなってしまった。
健康は予想以上に奥が深い。
私が答えを見いだせないのは、
いまだ道の何たるかを知らないからだ。
次回、かの道の人に再び会ったら、
「老師」と仰ぎ、
さらなる教えを乞おうと思う。
もう会うことはないが。