だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

ワクチン1回目を打ってきた!

今流行りのワクチンを受けてきた。

今回は1回目。

場所は地元の小学校の体育館だ。

 

ワクチンにはとても期待していた。

信頼できる筋から

確認したところでは、

ワクチンを打つと5Gに接続され、

遺伝子も爆発的に進化し、

腕も8本生え、

七色に光る存在になれる、

とのことだ。

 

早く人間を超えた存在になりたい。

そういう希望と共に向かった。

 

会場には早く着きすぎてしまった。

そういう人が他にもいて、

体育館前で待っていた。

入場まで20分ある。

 

キリもいいし、

せっかく小学校にいるのだから、

ドッジボールでもしようぜ!

と誘おうと思ったが、

やめておいた。

 

もう小学生ではいられないんだ。

我々は汚れきった大人なのだから。

 

ところで、会場にはこんなシャツを

着ている人が何人かいた。


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一体どういう政治的な

意図を持っているのだろう。

不気味だったので、

近寄らないようにした。

注射こわいがこわい。

 

入場後は厳しい身分確認が行われた。

ワクチンクーポンを見せると、

記入した予診表や

記入事項の確認をされ、

身分証の提示を求められた。

 

バーガーキングのクーポンとは、

ちょっと違うみたいだ。

 

調べの結果、一応市民と

認定されたらしく、

ワクチン接種を許可された。

 

もし市民でなければ、

射殺されるか、

スラムに追い返される決まりだ。

 

その次は、

「あの人のところへ行って、

シールを貼り付けてもらってほしい」

 

「あの人のところへ行って、

予診表を確認してほしい」

 

と、色んなところへ行かされた。

 

「知らない人について

行っちゃいけません」

 

と教わってきた人には、

パニックに陥る難関である。

恐らく何人かは

ここで脱落するだろう。

 

私は何とかそれらを越え、

次は個室に案内された。

それを見て私は思った。

 

「これは・・・密室殺人だ!」

 

しかし、密を回避するため、

天井があけられていたので、

ここで殺されても密室ではなく、

普通の殺人だった。

 

恐る恐る個室のドアを

開くと、そこには

優しそうな看護師の人がいた。

 

よかった、当たりだ。

ひとまず殺されることはないだろう。

 

しかし、注射針を取り出すと、

緊張が走った。

 

ゴクリ・・・

 

私はかなりの覚悟と共に

腕を差し出した。

 

しかし、痛みはほとんどなく、

ほんの少しチクッと

しただけだった。

普通の注射より全然痛くない。

 

私 「全然痛くないですね!」

看 「そうなんですよ。

みんな不安を煽りすぎなんです」

私 「良かった~」

看 「痛くなるのはこの後なんですよ(ぼそり)」

私 「えっ」

看 「はい、終わりました~」

 

そして少し看護師と話し、

個室ステージは終了。

出るときに声をかけた。

 

私 「医療界は大変だと聞きますが、

体壊さないように頑張ってください!」

看 「あっ、ありがとうございます!

そう言ってくれるのは嬉しいです!」

 

嬉しいらしいので、

積極的に言っていこう。

 

その後は15分間、

様子見タイムが始まった。

待合室で15分間待機し、

アナフィラキシーを確かめる。

異変があったら医者が

駆けつけてくれるようだ。

 

15分は長い。

人生について深く

考えるのもいいし、

不安な人は辞世の句を

ひねり出すのも一興だろう。 

 

ブログを書くのにも最適だ。

今、この記事も待っている

時間に書いている。

 

15分経っても何も

起きなかったので、

無事帰れることになった。

 

そのまま出口へ向かうと、

これから打つ人達とすれ違った。

みな不安そうな表情だった。

 

ここで突然腕を押さえて、

 

「腕が!腕があああ!」

 

などと叫び、

のた打ちまわって

みようかと思ったが、

これもやめておいた。

 

もう小学生ではないんだ。

残念だが受け入れざるをえない。

 

こんな具合でワクチン接種は終わった。

意外と呆気なかった。

この程度で済むのだったら、

10発でも20発でも余裕だろう。

 

そんなことを思った。

 

しかし、しばらくすると、

腕が段々ズキズキと痛み始めた。

数時間経つと結構辛くなってきた。

体も先日のチャクラカレーの

数倍もの倦怠感を感じる。

 

前言撤回。

10発なんて打ったら廃人確定である。

 

帰宅後は気が済むまで、

「腕が!腕があああ!」

とのた打ちまわっていた。

 

あの時できなかったことを

成し遂げることができた。

小学生の心を少しだけ

取り戻せたように感じた。

 

2回目

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