だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

後遺症

突然だが、私は幼い頃の

事故の後遺症に苦しんでいる。

今日はそのことを告白しようと思う。

 

発作が起きるのは

たいてい8月31日前後だ。

夕方から夜にかけて容体が急変する。

 

医師の診断によれば、

夏休みフラッシュバック症候群という。

発症者は、小学生時代、

夏休みの宿題を最終日まで

放置する愚かな子供が多いそうである。

 

発症すると、さぁ大変。

算数ドリルを引き裂いたり、

現実逃避にプレステを

始めてしまう不治の病だ。

 

重度の鬱とパニック障害を抱えた私は、

夏休み外来専門医から

カウンセリングを受けた。

 

「いいか!君はもう小学生じゃない!

もう小学校は卒業したんだ!

苦しまなくていいんだ!」

 

と、肩を揺さぶられながら説得され、

 

「ハッ、ぼくは小学生じゃない・・・?」

 

と、初めて自分を取り戻した。

 

しかし、油断はできない。

いつまた発作が起きるかわからないからだ。

その時に備え、近くには従軍牧師とカウンセラーと

アロマセラピストと波動研究家が控えている。

 

この病気は9月1日を迎えると、

寛解する傾向にある。

それまで体が持つかどうか。

 

今晩が峠である。

 

 

 

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