昨日は2回目のワクチンを打った。
前回の記事はこちら。
今回もファイザーを
ファイファイ打ってきた。
2回目ともなると、
もはやベテランである。
ワクチン1回目の新兵とは違う。
会場に行くと、
1回目の人達が結構いた。
その顔には怖れや怯えが見てとれた。
戦場ではこういう奴から死んでいく。
ここは戦場ではないが。
しかし、いくらベテラン
とはいえ、時には過ちも犯す。
2回目ということで油断し、
かなりギリギリの到着に
なってしまったのだ。
戦場ではこういう奴から死んでいく。
生きるというのは、とかく難しい。
受付はスムーズに済んだ。
時刻がギリギリすぎて
やや怪訝な顔をされはしたが。
どこで何が必要かは
すべて頭に入っていた。
求められる前に
出すべき書類は出し、
打たれる方の腕の袖も
上げておいた。
私としては用意周到さを
アピールしようとしたが、
多分周りからは、
ただのせっかちさんとしか
思われていないと思う。
ワクチン接種のブースに
入った後は、持ち物を
速やかに置き場に置き、
腕を出して、体制を整えた。
訓練されたワクチン接種者だった。
接種はつつがなく終わった。
前回と同じく、ほんの少し
チクリとしただけだ。
痛みは普通の注射の3分の1ぐらいか。
ただ打ってくれた看護師が
疲労の表情が見えたので、
「お仕事大変だとは思いますが、
体壊さないようご自愛ください」
みたいなことを言った。
すると、
「ウッ、泣いちゃう。
そう言ってくれる人
ほとんどいなくて・・・」
と言っていた。
やはり医療関係者への労いの
言葉はガンガン言っていこう。
帰りは、これから接種する
人達の列とすれ違った。
みな不安そうな顔をしていたので、
突然、腕を押さえて倒れこみ、
「腕がぁ！腕がああああ！！
頼む！俺が人間である内に殺してくれぇ！」
と叫んで、場を和ませようと思ったが、
もう大人なので遠慮しておいた。
それにわざわざ
そんなこと頼まなくても、
人間じゃなくなったら
周りの自衛官が射殺して
くれると思う。
さて、そんなこんなで
ワクチン接種は終わったが、
2回目で怖いのは副反応だ。
一体何が起きるのだろうか。
私は自分の体に起きたことを
手記に残しておこうと思う。
そして私がゾンビになっても、
後の人たちがこの手記を参考に
生き延びてくれると嬉しい。
バイオハザードの見過ぎだろうか？
そういうわけで、
帰って手記を書き
始めようとしたが、
疲れていたので
すぐに寝てしまった。
すまん、後の人たち。
手記は残せなかった。
バイオハザードが起きても、
自分で何とかしてほしい。
私からは以上だ。
