宇都宮旅行記の続き
皆さんはマイケル・サンデルを
ご存じだろうか？
一時期とても流行ったので、
覚えている人もいるだろう。
サンデルは、ハーバード大学で
政治哲学を教えている教授だ。
日本でも、その授業が放送されたので、
話題になった。
私の記憶が正しければ、
たしか宇都宮について
連続講義を行っていたはずである。
「これから餃子の話をしよう」
～ハーバード白熱宇都宮教室～
それがタイトルだったはずだ。
さて、やはりサンデルの理論で
外せないのが、トロッコ問題だ。
目の前にトロッコが走っている。
その先の線路の上には餃子が5皿ある。
しかし、別の線路の上には
餃子が1皿だけ載っている。
そして分岐器のスイッチは、
自分が持っている。
さて、宇都宮民ならどうすべきか？
答えは簡単。
まずそのまま直進して餃子5皿を平らげ、
その後バックして分岐器を変えてから、
もう1皿にも突入。
全ての餃子を食べつくす。
そんな話だった。
このエピソードが意味することは何か？
「宇都宮民は餃子がとても大好き」
ということだ。
そんな世界が注目する
宇都宮の餃子を食べに行ってきた。
宇都宮にはこんな場所がある。
餃子通り。
ここには餃子か、
餃子を食べたい人か、
餃子になってしまった人しかいない。
私は立ち並ぶ店の1つ、
「みんみん」
に入店した。
メニューは驚くほどシンプルだ。
焼き餃子、揚げ餃子、水餃子。
以上だ。
写真はこちら。
それにしても安い。
ライスと餃子合わせても
470円で済む。
1コイン餃子セットだ。
せっかくなので、
揚げ餃子と焼き餃子を頼んだ。
餃子はとてもおいしかった。
正統派な餃子だ。
きっと学生時代は、
遊んだり、非行に走ることもなく、
真面目にコツコツ頑張ってきたのだろう。
まっすぐに育った味である。
こんなおいしい餃子が、
これほど安価で食べられるのだから、
宇都宮は素晴らしい。
宇都宮に帰化しようか。
たしか日本国籍との
二重国籍が可能だったはずだ。
明日も絶対餃子を食べに行こう。
それにしても、一体なぜ
宇都宮はこれほど餃子で
有名なのだろうか？
気になったので調べてみた。
戦時中、宇都宮の部隊は、
満州に出兵していたようだ。
そして、帰国後、
満州で食べた餃子の味が
忘れられず、国内で大量に
作り始めたとのこと。
日本人、昔から腹ぺこすぎでは？
つづく
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