だいたい日刊 覇権村

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クリスマスツリーの生態

今年もクリスマスツリーが
繁殖期を迎えました。
 
近所のクリスマスツリーは
ネズミ算的に数を増やし、
街はツリーまみれです。
 
クリスマスツリーは
基本的に益虫とされ、
駆除されることはありません。
 
光ったりして綺麗ですからね。
蛍と同じ扱いとなります。
 
ただし蛍とは違って、
どんなドブ川でも育ちます。
 
汚染されたスラム街から、
煌びやかなタワーマンションまで、
ありとあらゆる場所に生息できます。
 
そういう点では、
ゴキブリといってもいいでしょう。
 
専門家の間では、
クリスマスツリーを
光るゴキブリと呼ぶ人もいます。
 
 
クリスマスツリーの餌は、
金と欲望です。
 
これらをたくさん食べた個体は、
巨大で華美なものとなります。
 
一方、貧困地帯で育った個体は、
貧弱で光ることも稀です。
 
人間に厳しい現実や経済格差を
突きつける恐ろしい生き物です。
 
これほど生命力が強く、
無敵に見える生き物ですが、
天敵も存在します。
 
クリスマスツリーの天敵、
それはクリスマスです。
 
クリスマスが襲来すると、
翌日にはほぼ全滅します。
 
26日には姿を見ることは
ほとんどなく、
たまに死骸が転がっています。
 
代わってカドマツという
謎の生き物が、町を
跋扈し始めますが、
両者の関係は不明です。
 
カドマツはツリーが出現する
遥か昔から存在が確認され、
恐竜がいた時代からいた
という説もあります。
 
ですが、カドマツについては、
また別の機会に譲るとしましょう。
 
 
最近では、ツリーによる
環境破壊が問題になっております。
 
彼らが現れると、どういうわけか
必ず森林伐採が起こるようです。
 
先日のCOP26でも、この問題が
取り沙汰されたと聞きます。
 
人類とクリスマスツリーの削減が
求められているのかもしれません。
 

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