だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

受験におけるキットカットの両義性について

突然だが、皆さんは
キットカットについてどう思うか?
 
あのパキッと割って食べる
チョコの話だ。
 
何?
 
何とも思わない?
 
まぁ、そうかもしれない。
 
私もキットカットには
そんなに思い入れがない。
 
普通はみんなそうだ。
 
だが、受験生にとっては、
重大な意味をはらむ問いである。
 
キットカットは受験において
象徴的な意味合いを持つ。
 
そして、その意義を巡っては、
大きく分けて2つの学派が存在する。
 
 
一方は、「きっと勝つ派」
 
キットカットの中から、
きっと勝つの字を見出し、
必勝の誓いを立てる。
 
それがこの学派の根本命題だ。
 
現今のキットカット学の
主流派とも呼べる存在である。
 
 
しかし、他方で実は
もう1つの派閥が存在する。
 
それが「きっとカット派」である。
 
彼らがキットカットから
導き出す結論は、
主流派とは真逆のものだ。
 
彼らに言わせれば、
こんなものを食べたならば、
きっと足切りを食らう。
 
きっとカットされるに違いない、
というものだ。
 
国立大学受験生にとっては、
一次試験での足切り
最も恐ろしい悪夢である。
 
この小さい菓子には
そうした魔を引き寄せる力が
あるらしい。
 
だが、こちらの主義を取る者は、
少数派であり、異端とされている。
 
 
両者の対立は、実に根深いものだ。
 
真逆の論理を持つのだから、
それは必然ともいえるだろう。
 
受験期に近づくにつれ、
この宗教戦争は激化し、
異端は受験に不安を煽った罪で、
よく火刑に処されている。
 
異端が燃え盛る火炎の中で
よく言う言葉がある。
 
キットカットの包装の赤色は、
我々が流した血の赤だ!」
 
しかし、彼らが信仰を捨てることはない。
 
何故ならば、カットという意味を
厳密に解するならば、
「切る」という訳語の方が正しい。
 
「カット」と日本語の「勝つ」には
何の関係もない。
 
と言うのが彼らの主張だ。
 
こうした理論的な正しさを
信じる限り、彼らが
屈することはない。
 
 
受験生の皆さんは、
きっと勝つ派とキットカット派、
どちらを信奉するだろうか?
 
どちらにもどちらなりの正義がある。
 
ただ1つだけ言えることがある。
 
こんなことを考えている暇があったら、
勉強した方がマシということだ。
 
今は中世じゃないんだ。
 
信仰に頼るよりも、
頼りになる知識をものにした方が良い。
 
あと、こんなブログを
読んでいる場合でもない。
 
さぁ、早く机に戻るんだ。
 

Follow @buddha0123