今日はカルピスを買ってきた。
久しぶりのカルピス。
昔はカルピスが嫌いだった。
子供の頃の私は、
全くおいしく感じなかった。
それを周りの大人に言っても、
「大人になったらわかるよ」
などと言われるばかり。
そうやって煙に巻く
大人の態度も嫌いだった。
しかし、大人になって
実際に気づいたことがある。
カルピスはおいしい。
ただし普通の濃さで、
入れればのことだ。
子供の頃においしく
感じなかったのは、
単純に私にカルピスを
くれる人が、ことごとく
カルピスを薄めまくる
ドケチヒューマンばかり
という話であった。
確かに大人になってわかった。
味が悪いのではない。
人が悪いのだ。
人を憎んでカルピスを憎まず。
一体どうしてこうなったのだろう。
きっと貧困がカルピスを不味くするんだ。
貧困がいけない。
・・・いや、カルピスくれた人、
そんなに貧困でもなかったな・・・。
心。
そう、心だ。
心の貧困がカルピスの荒廃を招いた。
カルピスにとって大事なもの。
それはきっと心の豊かさなのかもしれない。