だいたい日刊 覇権村

実益のないことしか書かない 毎日21時更新予定

カルピスの味

今日はカルピスを買ってきた。

久しぶりのカルピス。

昔はカルピスが嫌いだった。

子供の頃の私は、
全くおいしく感じなかった。

それを周りの大人に言っても、

「大人になったらわかるよ」

などと言われるばかり。

そうやって煙に巻く
大人の態度も嫌いだった。


しかし、大人になって
実際に気づいたことがある。

カルピスはおいしい。

ただし普通の濃さで、
入れればのことだ。

子供の頃においしく
感じなかったのは、
単純に私にカルピスを
くれる人が、ことごとく
カルピスを薄めまくる
ドケチヒューマンばかり
という話であった。

確かに大人になってわかった。

味が悪いのではない。

人が悪いのだ。

人を憎んでカルピスを憎まず。


一体どうしてこうなったのだろう。

きっと貧困がカルピスを不味くするんだ。

貧困がいけない。

・・・いや、カルピスくれた人、
そんなに貧困でもなかったな・・・。

心。

そう、心だ。

心の貧困がカルピスの荒廃を招いた。

カルピスにとって大事なもの。

それはきっと心の豊かさなのかもしれない。

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