今日は友人からサイゼリヤの
楽しみ方を聞いた。
サイゼリヤには様々なテクがあるそうだ。
ワインとドリンクバーを駆使し、
カクテルを作ったり。
はたまたフォッチオに
オリーブオイルとグランモラビアチーズ、
胡椒をかけて味付けをしたり。
エスカルゴと辛味チキンを
ライスに混ぜ込んで、
オリジナルパエリアを作ったり。
メニューを組み合わせれば、
様々なカスタマイズが可能とのこと。
話を聞いてるだけで
お腹が空いてきてしまった。
私はいくつかもレシピを
教えてもらった。
「ありがとう!帰りに絶対に試してみる! 」
と言い、サイゼリヤへ行くことにした。
しかしながら、
今日は用事が長引いた。
予想よりかなり空腹になってしまった。
帰り道、最寄りのサイゼリヤを
調べている時のこと。
ふと目の前にバーガーキングがあった。
「・・・」
気づけば私は店内にいて、
手にはハンバーガーと
ポテトがあった。
だって仕方がないじゃないか。
もしこんな腹ペコ状態で
目の前にバーガーキングがあったら、
どんなに厳格な仏僧だって、
千円札握りしめて
てりやきワッパーセットを
注文していることだろう。
私はボリューミーなバーガーを
むしゃむしゃ食べながら、
明日、おすすめしてくれた友人に
何と言おうか考えた。
そうだな・・・
どこへ行き、何を注文したかは
ボカしながら、
「肉と野菜のハーモニーが最高だった!」
とだけ言おう。
嘘ではない。
バーガーのことだとバレさえしなければ。
この秘密は墓まで持っていこう。
また人に言えないことが
増えてしまった1日だった。