今週のお題「試験の思い出」
試験の思い出。
印象的な試験はいくつもあるが、
今日はその内の1つを話そう。
あれは中1の定期試験のこと。
英語の試験の時のことだ。
あの頃は英語が苦手だった。
いや、「だった」ではない。
今も英語は苦手だ。
こういう時、現在完了形を
使うんだったか?
いや、その話はいい。
過去だ。過去の話をしよう。
英語の試験で
こんな和訳問題が出た。
I want to be a winner.
もちろん正解は
「私は勝者になりたい」
である。
これを私は
「私はウィンナーになりたい」
と自信満々に書いた。
もちろん×であり、先生から
「本当に?」
とコメントが書かれていた。
もらった!と思ったのだが。
それにしても、
もし答案通りに
ウィンナーになっていたら
果たしてどんな大人に
なっていただろうか。
今頃出世して
フランクフルトぐらいに
なれただろうか。
いや、私のことだ。
あっさりと捕らえられて
ホテルの朝食ビュッフェに
出されて、悲惨な一生を
送っていたことだろう。
「本当に?」
と、自制を促した
先生の判断は正しかった。
○をつけられ、
「そのまま行け!」
と、書かれていたら、
今頃ウィンナーまっしぐらだった。
そして敗者となっていた。
ウィンナーを食べる側に
回れた奇跡。
今、私は間違いなく
人生の勝者である。