友人のツトム氏から
展覧会に誘われた。
「ぶっだ、何か美しいものを見に行こう。
現実世界は醜い。
美に触れないとやってられない」
美に触れないとやってられないんだなと思った。
そして、人生をやってられるように
するためにフェルメール展へ
行くことになった。
フェルメールとは何か？
試しに皆さんが知っている
有名な絵を思い浮かべて欲しい。
読者の5人に1人はフェルメールの
絵を思い浮かべていると思う。
それがフェルメールだ。
あとの4人は知らん。
いや、さすがにもう少し
説明した方がいいな。
女性が牛乳を注いでいる
有名な絵があるだろう。
あれがフェルメールだ。
いや、フェルメールは
女性の方でも牛乳の方でもない。
あの絵を描いた人が
フェルメールなんだ。
フェルメール展を開いているのは、
上野にある。
美術館まで行く間、
フェルメールの話で盛り上がった。
フェルメールはとても寡作な画家だった。
そんなに多くの絵は残していない。
だが、その分、丁寧な仕事をする
アーティストだった。
私も見習うべきかもしれない。
こんなアホみたいに
毎日記事を書いていないで、
フェルメールのような
丁寧な記事を書こう。
そうだな・・・
1年間ぐらいかけて
牛乳を注いでいる様子を
ちょっとずつ書いていこうか。
みんなはついてこれるだろうか？
きっと記事はアートよろしく、
生前は評価されないと思う。
死後も無理だろうな・・・。
そんなことを話している間に
上野に着いた。
さぁ、いざフェルメール展へ。
我々は意気揚々と向かい、
そして目の前に壁が
立ちはだかった。
東京都美術館、休館。
