今日は水辺で溺れている
アブラムシがいた。
なので、そこらへんの
木の枝を差し込み、
助けてあげた。
枝に捕まったアブラムシを
地面に放すと、
そのままどこかへ
旅立って行った。
善いことをすると、
気持ちがいいものだ。
もしかしたら恩返しに
来るかも知れない。
今夜遅くに来客があり、
ドアを開けてみると、
「あの時助けていただいた
アブラムシです・・・」
と、等身大のアブラムシが。
ウッ、すごく嫌だな・・・。
助けるべきではなかった。
次からは溺れている
アブラムシを見つけても、
すぐにテントウムシへの
生贄に捧げようと思う。